カランコエ ~氷る(こほる)間もなし~
- 2009/01/21(Wed) -
からんこえ

寒々とした日が続くと、私は次の歌を思い出す。
だいぶ前のことになるが青山俊董師の講話でお聞きしたものだ。
好きな言葉なのでたびたび引き出しから取り出す。

 精出せば 氷る(こほる)間もなし 水車(みずぐるま) (珪琳)

 凍てつくような寒の中 
 水車が回り続けている。
 水しぶきは地に着き草につき
 凍り付いている。
 動く水車やは氷らない。

厳寒のこの時期、体の動きは鈍い。ともすればパワーもその出力を落としがちになる。
手はかじかみ、足は冷えるとも、内には自分の情熱のエネルギーを燃やし続けよう。
心だけは静かに動かし続け、氷ることのないように心がける。

カランコエも咲いてくれた。

乾坤に寒といふ語のひびき満つ (富安風生)
 
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コメント

ボランティアのハーモニカでよく演奏する曲。水戸黄門のメロディーで替え歌「百歳讃歌」というのがあります。その3番は流れる水は腐らない
凍るひまなし水車 体も頭もほどほどに 使って生きよう百までは
と歌うのです。出所はこの俳句なのね。とこの句が身近に思えました。
我が家でもカランコエがそろそろ咲き始めそうです。
2009/01/21 20:15  | URL | しーちゃん #-[ 編集] |  ▲ top


私が先日園芸店で購入したカランコエに色がそっくりです。ただ私のは八重です。
多肉植物特有の蝋細工のような端正な花容に何時も惹かれて買うのですが
寒さに弱いんですよね。
hiougiさんは寒い土地柄ですのに毎年よく育ててらっしやいますね。素晴らしいです。
2009/01/22 17:24  | URL | sae #f6CisVbY[ 編集] |  ▲ top

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