オオイヌノフグリ ~可憐な花のその名は~
- 2009/01/16(Fri) -
オオイヌノフグリ1/16

オオイヌノフグリを見つけた。
ぽつぽつと、草むらにその色がある。
まだ地を這うように広がって咲くというほどではない。
それでも、この青紫の花を見ると「春遠からじ」と思う。

その名を漢字で書けば「大犬の睾丸」となる。
こんな可憐な花に何故かと思って調べると、
 「果実の形がイヌのふぐり(睾丸)に似ていることから和名がついた」とある。(山崎 敬)
そうなのかと思いつつ、よく考えたらこの花に果実があることを知らなかったし、見たこともない。
本当にそうだろうか、いつかこの目で確かめてみよう。
それにしても、花の色や形からではなく、果実に名が由来するというところもまた面白い。
観察者が犬好きでなければできない発想かもしれない。
私なら、さしずめ「春告げ草」や「春蛍(はるぼたる)」、「群星草(むれぼしそう)」などと名づけたことだろう。

 いぬふぐり星のまたたく如くなり (高浜虚子)
 
この記事のURL | 草と花と鳥と | CM(1) | ▲ top
<<ゼラニウム ~自彊不息~ | メイン | フユシラズ(冬知らず)>>
コメント

ま〜〜可憐ね
とても草むらから見つけたなんて思えません
可愛い花
2009/01/16 20:30  | URL | natutubaki #-[ 編集] |  ▲ top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
| メイン |