
去年今年貫く棒の如きもの (高浜虚子)
机の上にあるのは赤いユーホルビアセリーナ、可愛い形の花だ。
赤いのは正しくは苞で、中に小さく黄色く見えるのが本当の花だ。
葉が形を変えた名残なのか、時折苞の一部には緑色も見えたりする。
1㎝ほどの棘が細く突き出て茎を取り囲む。
指に当ててみると、思ったほど痛くはなく弾力性もある。
原産地はあのバオバブの木がある東アフリカのマダガスカルだとある。
あの大きなバオバブの木の近くに生えているのだろうか。
あるいは可愛いキツネザルたちが側で遊んだりしているのだろうか。
想像するだけでも楽しい。
さて、一月は行く、二月は逃げる、三月は去るという。
時間に追われることなく、時間を作って事を進めていこう。
六日はや睦月は過ぎぬ机に紙 (文)