サザンカ(山茶花) ~山茶花はなぜサザンカか~
- 2023/01/22(Sun) -
山茶花051

『山茶花はなぜサザンカか』(外山滋比古著)という随筆集がある。
一つの文章はどれも2頁で完結し、それが78篇収められている。
発行年からしておよそ30年ほど前に購入したと思われる。

本のタイトルにもなっている『山茶花はなぜサザンカか』については次のように解説する。
 山茶花という名自体が誤り。
 「山茶花は実はつばきの花なれども、古来、誤用し来れり」(『言泉』)
 「本来は茶梅と書くのが正しい」(平凡社『俳句歳時記』)
 古くはサンサカ、あるいはサンザカであった。
 それが「変化」し「転じて」サザンカになった。
 これは「音位転倒(メタセシス)」の例だと考えられる。

さて生垣の赤い山茶花はまだ咲いている。
ところどころには茶色くなったまま残った花や蕾も。

   チューリップ咲いたと一月の花便り目に見えて日脚は伸び  (居山聞涛)

山茶花はなぜサザンカか

山茶花はなぜサザンカか2

山茶花052

山茶花053

山茶花054

山茶花055
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