
名古屋へ行く予定のあった家人を引き留めた。
昨年の12月にプランを立てて楽しみに準備してきた。
でも、全国的に急拡大している現下の感染状況を鑑みれば、慎重にならざるを得ない。
県内でも感染者数が急増し、生活圏域も感染警戒レベルが引き上げられた。
話合い、納得してくれた。
そしてすぐに往復のバスとホテルの4泊すべてをキャンセルした。
安堵する。
穂波さんからいただいた干柿を一緒に食べた。
私が日常過ごす部屋にはセロームがある。
今から10年前の秋に三人の知人が訪ねてきてくれた。
その折に記念にとプレゼントされたもの。
萎れたり、枯れそうになったりしたこともあったが、よく持ちこたえている。
流されて過ぎゆくわれに或る日ふとささやくものあり「死の備へせよ」 (百)

