
昨日と同じような今朝の起床。
でも昨日はすでに去年。
そして今朝は新たな年。
体は何も変わらない一日の始まりだけど。
心には漲る何かが生まれているような朝。
『第九』を観終わって、「明日の朝はいつものように南アルプスから上る初日の出を見てくるから」と話した。
すると、「私も一緒に行く」と珍しいことを言う。
何か思うところがあるのか。
そして4時00分。
新聞はすでに届いている。
だいぶ冷えている。
星が煌めいている。
期待できそうだ。
暖かくして行こう。
家人はまだ起きてこない。
真っ白な日記帳を開く。
背をただして「年頭の所感」を書く。
よいことが何か有りそうに思はれて心ほがらかに初日おろがむ (松)


