同じ年に就職した仲間の同期会があった。
今年の参加者は12人。
7年ぶりの懐かしい女性の姿もある。
元同僚の彼女はいつも私を〇〇ちゃん付けで呼んでいたが、久しぶりの再会でも同じだった。
それぞれが近況を語る。
「脳腫瘍が奥の方に見つかってさあ。」
「耳ががんがん鳴るので病院へ行ったら加齢によると言われた。おかしいと思うので別の病院で見て貰おうと思っている」
「主人が脳の神経の難病にかかり、今は外国の薬の治験で名大病院まで一ヶ月に一回通っている」
「熊を2頭仕留めた。今年は里まで下りてくる熊が多い」
「娘に孫が生まれて、可愛くて、可愛くて」
「区長を頼まれたけど、これが大変でストレスが溜まっている」
「今年から釣りにはまっていて、最近25㎝の岩魚を釣った」
……………
人生いろいろ。
後は和やかにワイワアイがやがや。
私はウーロン茶三杯で付き合う。
予定の2時間半となり、次回の幹事を決め、一本締めでお開き。
キカラスウリは夜に咲く儚い花。
欲もなく得もなく居て夏果てる (松沢久子)

