ウツセミ(空蝉) ~選ぶ場所は?~
- 2019/08/11(Sun) -
金木犀に空蝉

このところ、庭から届く蝉の声が一段と大きくなった。
地面のいたるところには蝉の穴があり、その数も日に日に増えているのだからうなずける。

当然、脱け殻もそこかしこに見られ、遊び心で庭中を探して歩いた。
そしてその様子にいろいろと気付くこともある。
例えば、その高さ。
20㎝ほどの葉の裏から、2㍍近い木の幹だったりと様々。
それでも全体的には1㍍よりすこし上が多いか。
脱皮する場所や対象も多様。
月下美人、桜の葉、梅の枯れ枝、笹、金木犀、仙翁、杜鵑草…。
柾には二つが並んでいる。
おもしろいところでは蜘蛛の巣もある。
頭を下に逆さ状態のも。
中で一番多く見られたのは南天の葉で8つあった。

こうしてみるとどうやら場所や高さはあまり関係ないらしい。
たまたま穴の上にある安全な“何か”ならいいのかもしれない。
それにしても生まれたばかりのか弱い蝉に、硬い土に穴を開ける力があるのが不思議だ。

きのうはミンミンゼミが加わるのも初めて聞いた。

猛暑はこうしてうるさいほどに聴覚を通しても入ってくる。

   空蟬やいのち見事に抜けゐたり  (片山由美子)

月下美人に空蝉

桜の葉に空蝉

笹に空蝉

鹿児島紅梅の枯れ枝に空蝉

仙翁に空蝉2

蜘蛛の巣に空蝉

杜鵑草の葉に空蝉

南天に空蝉

柾に2つの空蝉

柾に空蝉
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