シバザクラ ~三月弥生花の月~
- 2008/03/10(Mon) -
白芝桜


三月弥生も旬日を過ぎようとしている。
見渡せば辺りには春の調べが聞こえる。
枯れ草色の中にも花の色が広がってきた。
ところで「弥生」(やよい)には「いやおい」との読みもある。
「弥」は「いよいよ」「ますます」の意。
たくさんのものが生まれ、すべての草木が春の陽気に恵まれながら、生い育ち花盛りになるという意味が込められている。
三月の異称としてさらには、「花月」「桃月」「桜月」「早花咲月」「花津月」などこの季節にふさわしい名がいくつかある。
もっともほかに、暖かくなり眠気を誘う季節になってきたので「夢見月」の異名もある。
確かに「春眠暁を覚えず」の世界だ。油断してはいけない。

どうやらそんな陽気に誘われて白いシバザクラも目を覚ましたようだ。

芝ざくら遺影は若く美しき  (角川源義)
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コメント
おはようございます!
春眠暁を覚えず
今日は寝坊でした.....
朝はバタバタ...

日本の言葉には
季節や時間を月や花に例えて
表現しますが
最近は、そのような表現が
無くなりつつありますねー

2008/03/10 08:41  | URL | 薄雪草 #-[ 編集] |  ▲ top

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