
長野県でマーキングされたアサギマダラが奄美大島で捕獲されたという。
1日におよそ30数㎞を飛び続けて、1200キロの旅。
穏やかな天気だけではなかったはず。
あの薄羽と小さな体でと、驚嘆する。
そういえばアサギマダラを庭で見たのは2013年の10月が最後。
秋明菊や藤袴にとまったり、地面に降りて翅を休めたりしていた。
外からツッツッツッとジョウビタキの声が届く。
庭に出て探してみる。
柿の木に雄がとまっていた。
10月下旬に飛来し、そのまま家の周りにいてくれる。
彼の故郷も遥か離れた大陸、中国東北部やロシア沿海州からバイカル湖周辺。
みんな遠くから来て遠くへ帰る。
私は、♪思えば遠くへ来たもんだ~と口ずさむ。
厳冬を越す物のたね無尽蔵 (三橋敏雄)

2013年10月17日
2013年10月17日
