
きょうはどんど焼。
朝8時、正月飾りや松飾り、注連縄そして書き初めなどを持って三々五々集まる。
心柱を立てて櫓を組立てる。
先端に御幣、そのすぐ下に達磨。
そして元を竹や松で固める。
最後に泰山木を周りに重ねる。
10時、点火。
勢いよく燃え上がる。
油を含んだ泰山木の葉がバチバチバチと大きな音を立てて昂揚させる。
おきができ、割竹に餅を挟んで焼く。
それぞれが工夫した自前の焼き道具も加わる。
いい香りがし、ふっくらこんがりの餅となる。
無病息災を願い、その場で一つ、二つををいただく。
11時、それぞれに残りの餅を提げて家に帰る。
少し前までは前日に子どもが集めて回り、その日のうちに櫓を組み立て終えて、当日の朝6時、辺りがまだ暗いうちに点火していた。
その形は時の生活スタイルに合わせ、少しずつ変わってきてはているが、この先も受け継ぎ長く伝えていきたい行事である。
どんど火の崩さる音の火中より (菖蒲あや)






