
2年前に年賀状仕舞いの挨拶を出した。
いろいろな思いはあったが、いずれどこかでしなければと意を決した。
しかし、それでも昨年は30人ほど、そして今年も20人から届く。
東京に住む学生時代からの友人は、自分はこれまでのように君に書くよと。
“○○〇を楽しみにしている”とは同輩の女流画家から。
ほかの方々からも温かい言葉や誘いの言葉なども。
ありがたいし申し訳ないと思いつつも、急いで数の年賀状を用意し、あらためて挨拶の文を書き添えて投函した。
庭の隅に冬姿となった鬼灯。
網目模様となった袋の中には朱の玉が透けて見える。
なにごとも時間とともに変わっていく。
そして歳とともに変えていかなくてはならないものもある。
冬景の魅了するにも任せけり (相生垣瓜人)



