初詣はいつもの古刹。
境内全体に雪が残る。
石畳の参道を進む。
両側に樹齢数百年の杉の巨木が立つ。
意外に人が少ない。
これからなのだろう。
石段を上り本堂へ。
本尊は秘仏の不動明王。
両脇には寺のシンボルの霊犬像とともに、今年の「亥年」にちなみ、猪に乗った「摩利支天像」も特別に公開。
これまでとこれからの去来に感謝と願いを。
三重塔の横を経て鐘楼で打つ。
その低く響き渡る音が波動となって胸を抜けるようで、清められる思いになる。
帰る頃には参道は人で溢れていた。
きざはしに一刷けの雪初詣 (勝又水仙)

