
禅の言葉が目に留まる。
香厳撃竹(きょうげんげきちく)
「一つのことを毎日続ける」
解説は次のように記す。
真理を求めようと墓守をしていた香厳和尚が、掃き掃除をしているときに小石が竹に当たり、
その音がきっかけで悟ったという話があります。
この話のように、一つのことを、心を込めてやり続けましょう。
毎朝、一か所掃除するだけでも、毎日続けることで生活の基礎となります。
同じページにもう一つ。
清風拂無塵(せいふうはらいてちりなし)
「見えないところこそ、掃除を」
心にかかる塵や埃がなくなれば、一点の曇りもないきれいな心だけが残ります。
それは掃除においてもいえることですが、見えないところも同じです。
棚の上や、床と家具の隙間、さらにはパソコンのフォルダの中味や机の上の書類も整理するようにしましょう。
こつこつと続ければ。
見えるるものがある。
分かることがある。
できるようになる。
行き届かない所、面倒なことこそ意識しておこなう。
溜まる塵、増える物をこまめに片付ける。
それは物質だけでなく、精神でも。
きょうもまた本から言葉をいただく。 (-『禅の言葉 100』より-)
冬の日を浴びて白い山茶花がある。
山茶花の純白を行く背中かな (佐伯のぶこ)



