
キクイモの葉と茎が枯れている。
さすれば土の中では芋もできているころ。
掘ることにした。
とりあえず5、6株を抜く。
その下にデコボコとした不定型の芋が現れる
一籠分になる。
洗って持っていく。
使うかどうかは分からないが。
「キクイモ取ったけど、どうする?」
「あら、いいじゃない」と、予想外の言葉。
「漬けるから少しスライスと小さいかたまりにしてくれる?」
「あとは考える」と、残りの大部分は冷蔵庫にしまった。
すぐの分だけにするようだ。
最近は頼まれて包丁を持つ機会も多くなって、少しは上手になった。
さっそく漬けてくれた。
久しぶりのコリコリとした食感。
横でも「おいしい…」。
これならもう少し掘ってもいいか。
又次の予定組まれし小六月 (稲畑汀子)





