
古いノートにあった。
野も山も草も木も
生命力のみなぎる五月
さわやかなそよ風は
悲しみも苦しみも運び去る
青葉は私に生きる希望を教える
小鳥は私に歌を教える
花は優しくあれと告げ
青空は心を広く持てと言う
雲は夢を抱けとささやく
雨は深く考える事を教える
風は強く生きる事を教える
人は私に悲しみを与えるが
大自然は私に無限無数の喜びを与えてくれる
今から17年前に探鳥会で山に登った際、途中の碑に書かれていた。
誰が詠んだのかはしらない。
五月はまさにそう。
玄関横では西洋石楠花が開き始めた。
石楠花によき墨とゞき機嫌よし (杉田久女)


