ユキワリソウ(八重雪割草)  ~咲いた花見て喜ぶならば~
- 2018/03/14(Wed) -
ユキワリソウ3141

八重の雪割草が咲きました。
地から出てきたばかりと、花や茎が土を付けています。

春になるとこうして毎年咲いてくれます。
廻る季節を越え。
しっかり根を張って…。

思い出した言葉です。
「咲いた花見て喜ぶならば、咲かせた根元の恩を知れ」。
表の美しさの下にある見えない所の働き…。

そして、昨日書写した『菜根譚』は、「花」にたとえて次のように述べていました。

 富貴名誉、道徳より来たる者は、山林の花の如し。自ずから是れ舒徐繁衍す。(中略)
 若(も)し権力を以て得る者は、瓶鉢の中の花の如し。 其の根植えざれば、其の萎むこと立ちて待つべし。

(道徳心に基づく富貴や名誉は、山林の中の花のようだ。自然に枝葉が茂っていく。)
(権力によって得られたものは、花瓶の中の花のようだ。根がないのだから、やがて萎むのは目に見えている。)

根あってこその花ですね。

   飾りなき心のまこと雪割草  (小澤克己)

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