
昨日は寒い日だった。
氷点下4度の朝、いつものように重ね着をし散歩に出かける。このところ、コースを替えて違う道を歩くようにしている。
こうして歩くと、様々な発見があり、人々の生活の中からいろいろな知恵を得ることがある。特に農家の畑や庭からは学ぶものが多い。冬の作物の扱い方や、その保存の仕方などを見て、なるほどそうすればいいのかと一人で納得したりする。
いつも目にする道がどこへ繋がっているのか、散歩することで初めて分かったりする。早朝に車で勤めに出て、夜、車で帰宅する生活を続けていると、近所のことでも知らないことが多いことに気づく。
小一時間し、帰ってくる頃には体も温まっている。
庭へ周り、草木を見る。それぞれに少しずつ蕾を膨らませている。すぐ下は川だ。降りると、葦が氷に包まれていた。
落ちる水のしぶきが周りに付き、それが凍って丁度つららを逆さにしたようになっている。
よくホテルなどで花を氷柱に閉じこめ、美しくアレンジして飾ったりするのを見かけることがあるが、これはまさに自然がなせる技である。その造型に見とれ、しばし眺める。
部屋入ると、コートに包まれたセンター試験会場の受験生がテレビで映し出されていた。
遠い昔、自分も受験生だったことを思い出す。その頃は4当5落と言った。その意味を分かる人はもう少ないだろう。
高石ともやの歌の世界である。高田渡、中川五郎、岡林信康、浅川マキ…青春が蘇る。