ツキミソウ(月見草) ~雨の中で~
- 2017/10/29(Sun) -
月見草3171

月見草の蕾が外の包みを解き始め、中から花びらの白い色が覗いていた。

朝6時、弱い雨の中で開いた。

雨は強さを増した。

昼過ぎにはすでにだらりとした姿に変わっていた。
それには滴とともに跳ね上げられた土が乗っていた。

見せるわずかな花の時。
月見草のその時只今の一生。
雨と相まっていっそうの哀れを感じさせる。

水をたっぷり含んで薄いピンクに変わった花は濡れた地面に顔をつけていた。

  よりそへばほころびそめぬ月見草 (池内友治郞)
 
月見草3172

月見草3173

月見草3174

月見草3175

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コメント

花びらの薄さが 月見草そのものなのですね
ほんとに 寄り添っていたくなる
「ずっと見ていたよ」と声を掛けたくなる

昼咲き月見草 という花があって、「昼」だけに、何だか
たくましいのです。
2017/10/29 08:04  | URL | 森のいずみ #-[ 編集] |  ▲ top

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