ナツメ(棗) ~かたつむりがいた~
- 2017/10/21(Sat) -
ナツメの実171

そぞろに雨の中の花や木々を見て歩く。
澄んだ青を背景にした時と違う、しっとりとしたそして少し淋しげな表情があったりする。

棗がだいぶ割れている。
採るのをすっかり忘れていた。

大きめののを一つ口に入れた。
リンゴに似たほんのりの甘味と控え目な酸味がある。
私は好きなのだが、家人はそうでもないらしくほとんど手を出さない。

小籠を持ってきて摘んだ。

大きな蝸牛が枝に張り付いていた。
ミスジマイマイのように見える。
この場に似つかわしい。

洗って皿に盛った。
一つ二つ食べて「オイシイヨ」。
家人は反応しない。
昔から美容や老化防止にいいと聞くがもったいない。
今年も棗は私一人の胃袋に収まることになりそうだ。

    棗盛る古き藍絵のよき小鉢  (杉田久女)

ナツメの実172

棗とミスジマイマイ

ナツメの実173
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コメント

これがなつめ! 葉っぱも実もかわいい。

少し哀しい詩の中に出てくるので、どんな実だろうと思っていました。詩のイメージも明るくなってよかった。

滴をつけた実の、味も香りも伝わります。俳句のままに、お皿は藍絵ですね。
2017/10/22 02:32  | URL | 森のいずみ #-[ 編集] |  ▲ top

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