
朝、義姉から電話があった。
「夕食を用意するから、6時頃来てね」
家人が留守して四日目。
いろいろと気遣ってくださる。
1時からは講演会。
続いての会議は5時過ぎに終わった。
その後の懇話会は遠慮し、義姉の家に着いたのは6時丁度だった。
用意されていたのはチキンカレー。
カワタケ、ジコボウ、シイタケなどの茸類。
そして手作りコンニャクとジオウサイ。
小皿に鮮やかな紫の花菊の甘酢。
デザートは林檎の秋映と梨の南水。
秋の味覚に舌鼓。
箸を運びながら久しぶりに近況を尋ね合う。
明日は松本に歌会があるから早めに出かけるという。
そして下旬には東京まで『創画展』を観に行くと。
コンサートの予定も入っている。
いつも行動的である。
見習わなければ。
近々、家にも来ていただくことにして、お暇する。
実は朝、私が作ったのもカレーだった。
床の間の絵が九月のまま、替えなくては。
釣瓶落しといへども光芒しづかなり (水原秋桜子)

