運慶展 ~深いまなざし~
- 2017/10/06(Fri) -
運慶展37

東京国立博物館(平成館)の開館は9時半、できるだけそれに合わせようとチエックアウトを早めに済ませた。
ホテルの最寄りの六本木駅から日比谷線に乗って上野に向かう。
しかし、着いたときにはすでに大勢の人が並び、入場制限がなされていた。

会場は3章のテーマによって構成されている。
第1章 運慶を生んだ系譜―快慶から運慶へ
第2章 運慶の彫刻―その独創性
第3章 運慶風の展開―運慶の息子とその周辺の仏師

展示の方法がまた見事。
キャプション、配置、ライティング、作品との距離と高さ…、どれをとっても見やすくわかりやすく美しく、観客第一。
私も前から後ろから、そしてサイドから。
離れて近寄って、全体とディティールを。
何度も行きつ戻りつしながら。
2時間ほどの観覧。

言葉にするのはよそう。
目に焼き付け心に深くしまう。

出口付近に新聞の記念号外がありいただく。

会場を後にしようとしたとき、偶然に友人の顔を見つける。
小諸の彼で奥さんと一緒だ。
みんな遠くから「運慶」に会いに来ている。

信濃路に向かう帰りのバスの中で、カタログを捲りながらその余韻に浸る。
 
  美術展友人と出会う帰り道  (あや)  

運慶展38

運慶展39

運慶展40
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コメント

運慶は「夢十夜」からのなじみしかありませんけど、展示会のただならぬ重厚さを感じました。新聞は拡大して読みました。

庭も畑も心の中も、そちらはとっぷり秋ですね。
2017/10/06 17:56  | URL | 森のいずみ #-[ 編集] |  ▲ top


ご自身が出展された展示会にコラボするかの様な
運慶展は 正にグッドタイミングでしたね。

たゆまぬ精進を重ねる人への
芸術の神様の贈り物だと思いました。

又 作品の制作に 新たな気持ちで一歩を踏み出す
エネルギーとなった事でしょう。
2017/10/07 21:44  | URL | 優 #-[ 編集] |  ▲ top

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