
早朝の高速バスに乗って美術館に出かけた。
そのあと青山の明治記念館で行われたパーティーに出席した。
250人を越える参加者、著名な評論家も数名招待されていた。
初めての私はテーブルを囲んで交わされる芸術観や慣れない場の雰囲気に緊張。
周囲に無理に合わせるような背伸びはしなかったがちょっと肩が凝る。
皆さんの言も酔いとともに勢いを増し滑らかとなる。
解き放たれてホテルに戻ると、奇妙な疲労感に包まれる。
朝の目覚めは日常のサイクルと変わらずに3時過ぎ。
野山に囲まれた田舎と大きく異なる都会の空気の中でも体内時計はしっかり働いてくれている。
日々、鳥や野菜や花などと過ごすスローな流れの中にいる私はやはり自分のペースでのんびり動く方があう。
一つの経験にはなった。
秋は美術の石柱(ひらし)囲む人ごころ (石原八束)




