シロツバキ(白椿) ~美味しいんですね~
- 2017/04/09(Sun) -
白椿171

私の部屋の椅子に座って見えるところに白い椿があります。
その椿が好きで、毎日朝早くから何度も何度もやって来るものがいます。
鵯です。
いえ、愛でるために来ているのではありません。
花より団子というか、旬を味わうためです。
嘴を蕊の中に突き刺したり、花びらを噛んだりもしています。
この時期の椿の花は、やわらかく香りもよくて、食べ心地もたまらないのでしょう。
我々が野に出たばかりの瑞々しい山菜を食するのと同じようにです。
きっと、今が一番美味しんですね。

彼が触れた後の花は形を崩し、色も茶色くなってしまいます。
そして満足して去った後にはいつもいくつかの花が落ちています。
家人は「なんて憎たらしい鳥!」と怒ります。
でも私はいいと思っています。
ヒヨドリの側に立ちます。
少し我慢することで、何かのために役立ち、誰かが喜んでもらえるなら。
時や状況に合わせてそれぞれ自然への関わり方があるのです。
ヒヨドリには鵯の流儀です。

白椿も、その痛さ、傷みもさだめだと感じているのかも知れません。

それにしても、樹に残る花がだいぶ少なくなりました。
一輪挿し用の分だけは取っておきましょう。

   椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ (池田澄子)

白椿に鵯171

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白椿に鵯174

白椿に鵯175
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