ウメ(豊後) ~こきもうすきも紅梅~
- 2017/04/04(Tue) -
豊後梅171

しばらく前から『枕草子』を手にしている。
一段ずつを毎日。
今更ながらではないが、そこに綴られる草花や様々な事象に関しての見方考え方とらえ方が非常に興味深い。
その視点や角度になるほどという頷きがあったり、新鮮な驚きを感じたりもする。
加えてユーモア、ペーソス、アイロニーも随所に散りばめられたりもして…。

昨日は「木の花は こきもうすきも紅梅」と始まる第三七段。
草木の存在を簡潔明快に断じていて、そう言うのかとおもしろおかしい。
それは単なる観賞でなく、観照というに相応しい。

庭に遅咲きの梅がある。
読んだ後、見に行った。
花と蕾が六四くらいで満開とまではいかないが、爽やか感を広げてくれている。
これは豊後梅。
梅漬け用の木だが、少し大きめの花は薄桃色でなかなか美しい。
管理と収穫と梅干し作りまで一貫して私。
できあがるまでの一連の作業も好きだ。
花のつき具合は今年もびっしりの様子。
豊作を予感させ、大量に漬けられそうで今から楽しみだ。

第三七段の梅の後は桜、藤、橘と続く。
そして梨の花と楊貴妃のことも記される。
あらためて、いにしえ人の博識と豊かな感性を憶う。

   ひらきたる薄紅梅の空に触れ  (深見けん二)

豊後梅172

豊後梅173

豊後梅174
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