年の暮に ~歌人と鉛筆と~
- 2016/12/28(Wed) -
歌4

つれづれにその時々の気の向くこと、思いついたことを。
ここのところは手に鉛筆をもっての書写や漢字の書き取りなど。
2Bの芯のを使う。
その軟らかさと濃さ、そして滑りのよさが私の指には一番馴染む。
そして“肥後の守”で削って短く丸くなった芯を出して整える。
こんなことなどに時間を費やしのんびり過ごすのも楽しいものである。

3日ほど前のニュースのこと。
県内の80歳の主婦が来年の「歌会始の儀」に入選した伝えていた。
約二万首の中からの十首に。
昨年12月、宇宙ステーションから帰還した油井さんの姿を詠まれという。
その歌に込めた思いやご本人の歌作りの様子が映像に映し出される。
思わず目が止まった。
歌をノートに書くその手が持つのは鉛筆だったから。
ご同様の愛用に親しみを感じた。

少し前から与謝野晶子歌集から好きな歌を採って書き写す。
補助軸から取り外してみた鉛筆は4㎝だった。
ぎりぎりまで削って使おうと思う。
歌なども作れるといいのだが…。

  耳も目もたしかに年の暮るるなり  (阿部みどり女)

歌0

歌1

歌2

歌3

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