ノコンギク(冬の野紺菊) ~冬日の午後~
- 2016/12/18(Sun) -
冬の野紺菊162

黄色い車がスーッと庭に入ってきた。
義姉の姪のホズミさんだった。
小さな段ボール箱を持っている。
あがっていただく。
「通販で取り寄せてたくさん買ったけど、マサオクンと二人では食べきれなくて」と。
袋に入ったままのパンやチーズなどだった。
説明して貰ったがあまり聞いたことのない遠方のメーカーやブランド名である。
珍しいものをありがたい。

いろいろを作っている三畝の畑はほとんどマサオクンがするのだとか。
手を出すと怒られるので自分は取ってくるだけだとか。
離れて住む娘さんに最近生まれたお孫さんの話題とか。
絵や彫刻、能面作りのこととか。
3回行った沖縄旅行のこと、たとえばシュノーケリングが楽しかっただとか。
ニンニク漬けや島ラッキョウが好きだとか。
多くは明るく朗らかな彼女が語る四方山話。
話に何度も出てくるマサオクンとは彼女より7歳ほど年上のご主人のこと。
二人はずっと互いを「ホズミサン、マサオクン」と呼び合っている羨ましいほど仲の良いご夫婦である。

小一時間、コーヒーも空く。
「これから実家にも行って分けてくるので」と席を立つ。
「今度はご主人も一緒にお出かけください」と声を掛ける。
そして来たときと同じようににこやかな笑顔で車に乗り込む。

外は少し風があるが、陽があって気持ちいい冬の午後。
野紺菊は姿を綿模様に変えている。

    冬菊のまとふはおのがひかりのみ  (水原秋櫻子)

冬の野紺菊161

冬の野紺菊164

冬の野紺菊163
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