シモノハナ(霜の花) ~冷えた朝に~
- 2016/12/13(Tue) -
霜の花161

あの時やそんな事などを思い出したりする月影もくっきりの冬の夜。
こんな日の明朝はきっと冷える。
ポトポトポト…、寝る前に井戸水の栓を少し開く。
凍結させないように。

越した朝。
-4℃の枯れ庭に現れた霜の花。
咲いたのは杜鵑草(ほととぎす)の茎元。
その姿は水飴や綿飴にも似る。
今にも消え失せそうな繊細さと儚さを漂わせ。
それは厳しい凍みとわずかな水分が織り成す不思議な花。

そして明るい光が差し込む。
白い霜の花は溶けた。

  霜柱顔ふるゝまで見て佳しや (橋本多佳子)

霜の花162

霜の花163
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