
電話が鳴った。
「山本です。ご無沙汰しています。娘が教育学部に合格しました」
「昨日発表があり、娘と相談して、真っ先に報告しようと思って」
弾む声に、その喜びが伝わる。
長野市にある国立大で教師を目指すという。
彼女自身も二つの塾を持って小中学生を指導している。
「また、娘を連れてお伺いします」
12月、思考も動きも緩慢になっている私。
この寒い時期こそ大学受験生にとっては大詰めの時…か。
晴れやかな顔で訪れてくれる日を楽しみに待とう。
ブルーベリーの紅葉も美しい。
天龍も行きとどこほる峡の冬 (松本たかし)


