干し柿 ~柿すだれ~
- 2007/11/19(Mon) -
干し柿

昨日は風の強い日だった。木枯らし1号が吹いたという。シンビジウム、デンドロビウム、ハイビスカス、サンゴ油桐、君子蘭などなど、外に出してある鉢花を中に入れた。シャコバサボテンはもう蕾を膨らませている。冬に向かって、花鑑賞も部屋の中が多くなってくる。部屋全体を暖かく模様替えする時期が来た。

 多く実がなった渋柿を、今年は干し柿にするまでに手が回らないのではと思っていたが、なんとかそれも間に合ったようだ。柿の皮むきはこの地域では昔から家族揃っての夜の仕事である。今では機械などを使って剥くが、それでもこの作業は大変である。私の家では包丁を使ってすべて手で剥いていく。一つ一つ廻しながら皮を剥いた後、専用のヒモに取り付けて並べる。へた先の残った枝の部分に巻き付けくるっと反転させる。それで落ちない。簡単なことだがこれも先人達の考えた技なのだと感心する。

天候にさえ恵まれれば、暮れには白い粉がふいた甘い干し柿になっていることだろう。


 干柿の金殿玉楼といふべけれ (山口青邨) 干し柿を吊る焔の簾さながらに (雨宮一路)

 
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コメント
おはようございます!
わーっ!
懐かしい光景ですねー
今は作らなくなりましたねー
小さいときは貴重な糖分補給でしたー
あっ! サトウキビも畑にありました!

70年初期の頃は福岡から
才能のある人たちが輩出されていましたねー
伝説の「照和」は今また
同じ場所で再開されています!
2007/11/19 09:39  | URL | 薄雪草 #-[ 編集] |  ▲ top

此方では・・・・
干し柿作りが盛んで、
この時期、カメラマンの方が、
沢山その風景を撮りに来ます。
農家の方の家の軒先に、何メートルも
何段にも続くのです。
寒い風に当たると美味しいのだとか・・・
その風景にも、勝るくらい綺麗で、
暫し、眺めていました。
我が家の周りでは、街中なので
見ることは出来ませんが、
こんな美しい様子を見に
出かけたくなります。

小さいときには、おばあちゃんのところで、
皮むきを、手伝った記憶があります。
手が渋で、真黒になったことだけ、
やけに思い出します。
2007/11/19 16:25  | URL | chiemi #-[ 編集] |  ▲ top

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