イソギク(磯菊) ~かわいい小花がぎっしりと~
- 2007/11/17(Sat) -
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イソギクはその名の通り、もともとは海岸近くで咲く花だ。房総から伊豆にかけての海岸の崖などが自生地だという。
太平洋の潮騒を聞きつつ、肥沃でない乾燥した崖地で生きたのだからきっと強い花にちがいない。

それは他のキク科に見られるようなきれいに伸びた舌状花はなく、1㌢にも満たない黄色い小さな管状花だけが散房状に群がって咲く。海岸端の潮風を受ける厳しい地では、舌状花はその構造からして退化したのだろうか。葉の縁は銀白色に縁取られ、裏は白い毛で覆われて、それもまた美しい。

毎年株が大きくなり、横へも増えて広がって、この寒い土地でも何年も元気でいてくれる嬉しい花だ。黄色は昆虫を惹き付ける色だとどこかで聞いたような気がするが、この花にもよく小さな虫や蜂などが散歩に訪れる。

   今日の誕生日の花「イソギク」(磯菊)、花言葉は「感謝」。

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コメント
似ているけれど・・
シオギクは、私のほうでは見られませんが、地域特産のキノクニシオギクと 違いがわからなくらいよく似ています・・
舌状花がほんの少しで開花は目立ちませんがひとつひとつが小さくて可愛いですよね。
そして、シルバー色の肉厚の葉が輝いて葉も花両方楽しませてくれて、花のすくない時期にうれしいものです。
黄色は元気と暖かさをくれますよね。
2007/11/17 09:25  | URL | tora #QjtTlS4.[ 編集] |  ▲ top

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