アジサイ(紫陽花)~鏡に映し出される姿~
- 2016/07/10(Sun) -
紫陽花7102

紫陽花を見ていろいろ思ったりする。

菱田春草の「水鏡」。
池畔に立つ美しい女性の右手に紫陽花を持たせて描く。
「美しいものは必ずや衰え色香を滅していく」との天女衰相がテーマの作品。
池の中に映し出される女性は色形ともぼやけ、その美の姿を対比させる。
紫陽花の花色が時とともに変わりゆき、最後は色を失い枯れ色になっていく様子に重ね、それを暗示的に表現している。

今は、移りゆき、流れゆき、変わりゆき、流転変化する。
色も形も大きさも、そして環境や状況も同じを維持できないのが現実。
人も。

時には磨き上げた鏡の前に立ち、ごまかしようのない己の姿を隅々まで見ることもいいのかもしれない。
そして受け止める。

   紫陽花や白よりいでし浅みどり  (渡辺水巴)

紫陽花7101

紫陽花7103

紫陽花7104

紫陽花7105
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コメント

そうですね。
年相応に老いていくのは ごく自然の事で
それを受け入れなければいけない日が
誰にでも訪れますね。

其処に居てくれるだけで 周りがフンワリと温かくなる様な
そんな風に 歳を重ねたいです。

2016/07/10 10:49  | URL | 優 #-[ 編集] |  ▲ top

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