ホームズ彗星を観る ~帽子掛け用になってしまった私の作品~
- 2007/11/04(Sun) -
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文化の日、日展を観に出かける。新宿で息子と待ち合わせ六本木の国立新美術館に向かう。先日亡くなった黒川紀章の設計によるスケールの大きな美術館だ。日展を息子と見るのはもう何年もの恒例となっている。そして鑑賞後昼食を摂りながら芸術談義に花を咲かせる。今年は高山辰雄、高橋節郎など遺作に目を惹くものが多い。白鳥映雪の作品も印象に残る。道に徹した人の作品はやはり人の心に深く刻まれる。近づいた小品展への仕上げに向かって制作へのエネルギーをもらい帰途につく。

 朝3時、外に出て夜空を眺めた。月は半月に欠けるやや細身、まだ東の空にある。カシオペアを探す。目的はここ数日で急激に大きさと明るさを増して話題になっているホームズ彗星。通常よりも大量のガスや塵が吹き出して、それがアウトバースト現象を起こし40万倍もの明るさになったのだという。肉眼でも見えるというが、倍率の低い双眼鏡を持って外に出た。カシオペアの3番目と4番目の延長線上にあるというので探す。やや黄色く見えるあれがきっとそうだろう。その周辺を見ても他にそれらしきものは見あたらないので、自分の中でたぶんそれだろうと納得する。その時、一筋の流れ星がスーッと横切る。流れ星を見るのは何歳になっても嬉しい。真夜中に一人だけプレゼントをもらったような少し得した気分だ。部屋に入る。双眼鏡を手にしていた手は冷えている。

流れ星悲しと言ひし女かな (高浜虚子) 星流る疑ふこともなく生きて(山口青邨)

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コメント

こんにちは。
私はよく小さな花とか雲とか水の流れとか、自然のものに静かに感激するんですが、そういう物の見方が私を変えてくれるんでしょうか?
芸術に触れる機会があまりありませんが、見る人の見方によって変わってしまうんでしょうね。
流れ星も随分みていません。
2007/11/04 10:59  | URL | sae #-[ 編集] |  ▲ top

こんにちは!
日展でパワーを吸収されたでしょうか?
今度はご自分の作品に集中ですね〜
頑張ってください!

しかし、いろいろご存じですね〜
いつも、ビックリしてみています(@_@)
2007/11/04 11:51  | URL | 薄雪草 #-[ 編集] |  ▲ top

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