サンシュユ(山茱萸) ~いっぱいの黄色~
- 2016/03/21(Mon) -
山茱萸161

『桂東雑記』(白川静著)に次のように書かれている。

 春という字

 春という字の形は、見るからにのどやかである。
 春霞のたなびくような三本の線の上から、光が放射するように裾が開いて、その下に日があらわれる。

 「はる」の語源では「発(は)る」「張(は)る」とするのがよい。
 春は張りゆくとき、屯のようなかたまったものが、次第にその身を開いてゆくときである。
 長い冬ごもりに堪えて、日一日の陽光を待つ。
 長い苦渋に堪えたもののみがもつ新鮮な美しさと、華麗さがそこにある。

葉のない枝幹が黄色に染まる。
まさに“春黄金”というに値する幸せ色、元気溢れる色。
それをまとうのは山茱萸の木。
新しい気を外に飛び散らせるかのような小さな花たち。
“「はる」は「発(は)る」「張(は)る」とするのがよい”の実感。

  枯色に山朱萸の黄の新しや  (高木晴子)

山茱萸162

山茱萸163

山茱萸164

山茱萸165
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