
紹介します。
レオパ君です。
我が家のアイドルです。
10年近く、一緒に暮らしています。
人間でいえばもう50才半ばくらいになると思うんです。
歌を歌うとか、踊りをするとか、芸ができるというわけではないのですが。
家族に挨拶するとか、話をしてくれるとか、笑うとか泣くこともなく無口で、大人しいのですが。
でも可愛がられています。
一日に何回も声を掛けられ、抱きかかえられ、ポケットに入れられています。
頬擦りされたり、チュッとされたり、本人は迷惑でしょうが。
よく脱皮します。
昨日もその日でした。
冬は一月に1回ほど、夏はその間隔はもっと短くなります。
脱皮の手順は大体決まっていて、頭から始まりしっぽで終わりになります。
指先の細かいところは少し残ったりしますが、それだけは時々手伝ってやります。
面白いのは、その脱皮した皮を全部残らず食べてしまうことです。
自給自足?…、タンパク質があって栄養にもなっていいんでしょうか。
自分の後始末をきれいにしてくれる良い子です。
そうそう、言い忘れました。
レオパ君はヤモリの仲間です。
夜行性で大部分は寝ています。
昼間でも起きている時はやはり暗い場所が好きでそこに入り込みます。
食生活も質素で1週間食べずとも平気です。
トイレもきれいに使って匂うこともなく手が掛かりません。
縦になったつぶらな瞳。
赤ちゃんの手のように無防備に開いた指。
ポヨポヨのしっぽ。
一挙手一投足、見ていて飽きません。
でも一番はおっとりのんびりとしたその穏やかな性格です。
「東京へレオパのお嫁さんを探しに行ってくるね」って言って一人出掛けていったけど。
どうするレオパ。
これからもずっといっしょです。
尽きるまで。
小動物と吾のいる日の「無」の時間 (あや)



