ツバキ(椿) ~来なかった二十歳~
- 2016/01/12(Tue) -
二十歳

本来なら居るはずであろう成人式にその姿はない。
「良いお母さんになって幸せな家庭を築くこと」
そう綴った彼女は交通事故で亡くなった。
2014年6月、夢に向かってこれからという大学入ってすぐのことだった。

テレビに映し出される喜色満面とした晴れ着姿の新成人達。
その姿をお母さんはどんな思いで見ていたのだろうかと、心が痛む。

翻って、私の二十歳は何を考え、何を目指していたのか。
書架にはずっと手放せないままに、かなり色褪せた二冊の「二十歳」がある。
原口統三『二十歳のエチュード』。
高野悦子『二十歳の原点』。
時代のうねりの中で彷徨い傷つき、鬱屈した暗い日々。

明るく笑顔の素敵なお嬢さんだった。

椿が咲いている。

   成人の日の華やぎにゐて孤り  (楠本憲吉)

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