秋桜(コスモスCosmos)
- 2007/10/20(Sat) -


  コスモスの花あそびをる虚空かな 高浜虚子

 コスモスに蝶や蜂が来て遊ぶ。代わる代わるやって来ては、楽しそうに花を乗り移って楽しむ。ほかにも小さな虫たちが次々とやってきて、どうやらそこは昆虫にとってとても居心地のいい宇宙(コスモス)のようだ。
白、ピンク、紅色した花が風に揺れる様は、この季節の旬の彩りを演出し、庭や野のキャンバスに優しい絵を描く。

もともとはメキシコ生まれの花で、日本に渡来したのも幕末の頃、日本人の目になじんでまだ150年位しかたっていない比較的新しい花だという。初めて目にした人々は、秋に溢れるように群生して咲く様子を日本の花の象徴であるサクラに見たてて秋桜の名をつけたのだろう。
横に広がる花びらは、数えるとどれも8枚ある。

コスモスは我が胸の辺の故に揺る 加藤井秋を

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