ハマギク(浜菊)
- 2007/10/18(Thu) -


浜菊はその名が示すとおり、本来は太平洋側の海岸端、特に岩場などの潮風を受ける乾燥した地を棲息の地とする野生の花のようだが、それが栽培品種化され、現在では海に近い地域のみならず、この信州の内陸においてもその姿を見つけることができる。私が園芸店で買い求め庭に植えたのは数年前だが、これはかなり頑強でほとんど手がかからず、一株の中におびただしい数の真っ白な花を咲かせる。

また、ちょうど緑の色が少なくなるこの時期、艶々とした濃い緑葉が横に大きく広がる様は、秋色に染まる庭にあって目立つ存在である。

茎は木質化して堅くなり、放っておくと枯れた低木のようになるので、花が咲き終わったら毎年地際に近いところで切り戻している。花が次から次と咲き続け、長く楽しませてくれるありがたい花である。

吾(あ)と同じ 海山超えて 見つけたり 終(つい)の棲家の 白きハマギク 文
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