
赤い薔薇が咲いている。この花には「宴」という名が付いていたような気がする。とても香りがいい。キャプションの整理が完全にできていないため、正確に名を確定できないものがいくつもある。いずれにしても、赤、オレンジ、黄色、ピンク、白等々薔薇はまだまだ賑やかにその存在感を示している。
「『永ちゃん記念切手に』郵便会社オリジナル第1弾」という新聞の見出しが目に付いた。例のごとく、口を曲げてマイクを握った矢沢永吉の写真が10枚載っている。これがすべて切手だという。いろいろな意味を含めて、「格好いい」という言葉が本当に似合う男人はそう多くはないが、その少ない一人が矢沢だ。
折しも、矢沢の特集が週刊朝日に掲載されていた。彼の言葉がまたいい。「ドキドキってのは、まず自分が動いてみないと生まれないじゃない?動いたら良いも悪いもその結果でまた、『えっ、じゃ次はこうしよう』ってパワーが生まれてくると思う。仕事でも家庭でも自分を取り巻いているものをビルドアップする努力をしている人なのか、まったくしない人なのかで差が出るだろうし、できれば、取り巻いているものは自分でちょっとずつでも上げたいよね」
どのような世界であれ、何事においても一流という域に立つ人の言葉には深いものがある。私も矢沢の言うように、自分の日常において「ビルドアップする努力」を怠らないようにしたい。
こんな矢沢のステージに似合う花はやはり赤い薔薇ではないだろうか。この「宴」を一本、口にくわえて歌う姿などはまさに「格好いい」と思う。