ノギク(冬の野菊) ~或る時は澄み或る時は濁る~
- 2014/12/29(Mon) -
冬ノギク293

小包みが届く。
開けば、ふる里の磯の香りと土の匂いがするのが。
おせちの添えにとの心遣い。
懐かしさを加えて一緒に。

  私は雑草的存在に過ぎないけれどそれで満ち足りてゐる。
  雑草は雑草として、生え伸び咲き實り、そして枯れてしまえばそれでよろしい。

  或る時は澄み或る時は濁る。
  ―澄んだり濁ったりする私であるが、…
                       (昭和10年12月20日、遠い旅路をたどりつつ 山頭火) 『草木塔』より

いろいろな形の年の暮。
自分のスタイルを守って行こうか。

   年暮るる野に忘られしもの満てり (飯田蛇笏)

冬ノギク292

冬ノギク291
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