ホオズキ(酸漿) ~いい形だなあ、彫ってみよう~
- 2014/11/30(Sun) -
ほおずきの彫り①>

冬を前にして、少し淋しげにホオオズキがありました。
一つ取って掌の上に乗せて見ていると、「いい形…」。
彫ってみたくなりました。

材は比較的柔らかめで、粘りもある朴です。
ホオズキの実物大のサイズに合わせて切り取ります。
辺材は省き、心材の部分だけを使います。
形のぎりぎりの線をノコで面取りをします。
さらに平刀で徐々に面を落としながら、丸みや動きを出していきます。
丸刀も加えながらホオズキの塊と凹凸感を出していきます。
花柄は細いため、一番最後に仕上げるように太いまま残すことにしました。
左手に作品、右手に彫刻刀を持って、机に置いたホオズキを目で追いながら彫り進めます。
稜線がクリアーに浮き出るように小丸刀で表現していきます。
ホオズキの袋の形がほぼできあがりました。
最後は花柄を印刀で細く削りあげて仕上げです。
およそ特徴は出せたと思いますが…どうでしょう。
着色もしましょうか。

思いの外短時間でできあがりました。

秋最後の日ですね。

   手に取ればほおずきは秋惜しみをり  (あや)

ほおずきの彫り②-1

ほおずきの彫り②>

ほおずきの彫り③

ほおずきの彫り④

ほおずきの彫り④-1

ほおずきの彫り⑤>

ほおずきの彫り⑦

ほおずきの彫り⑥>

ほおずきの彫り⑧

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