アキアカネ(秋茜) ~ひだまりに蜻蛉(あきつ)あり~
- 2011/09/28(Wed) -
アキアカネ 

   小曲    大木惇夫

   想ひ
   かすかに
   とらへしは、

   風に
   流るる
   蜻蛉(あきつ)なり、

   霧に
   ただよふ
   落ち葉なり、

   影と
   けはひを
   われ歌ふ。
         (大木惇夫『風・光・木の葉』大正14年より)

秋茜がやってきます。
2匹3匹、4匹5匹。
ジャーマンアイリスやカサブランカの葉の先などに留まっています。
同じところでじっとしています。
里の秋風を感じつつ、ゆるりの時間を過ごしているようです。
おもしろいのはほとんどが、ものの端やてっぺんなどの先端に留まることです。
なぜなんでしょう。
周りでは稲刈りを終えた田んぼが広がっています。
そのうち、雌雄が結ばれた形でその水たまりに卵を産む姿が見えることでしょう。

   蜻蛉の力をぬいて葉先かな   (粟津松彩子)

アキアカネ
この記事のURL | 自然・菜園・風景 | CM(0) | ▲ top
<<ヒメヒマワリ(ゴールデンピラミッド・柳葉向日葵) ~秋なりきなにをせん~ | メイン | ハクチョウソウ(白蝶草・ガウラ) ~花の名をささやいて行った~>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
| メイン |