ハクチョウソウ(白蝶草・ガウラ) ~花の名をささやいて行った~
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- 2011/09/27(Tue) -
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 さびしき野辺 立原道造 (『優しき歌』から) いま だれかが 私に 花の名を ささやいて行った 私の耳に 風が それを告げた 追憶の日のやうに いま だれかが しづかに 身をおこす 私のそばに もつれ飛ぶ ちひさひ蝶らに 手をさしのべるやうに ああ しかし と ………(略) ハクチョウソウ、白蝶草…。 見ればそれは白い羽と伸びた触角。 まさに白い蝶の飛ぶがごと。 秋の時間は静か。 耳を澄ます。 蝶の羽音も聞こえる。 朝夕すっかり涼しくなりました。 そろそろ衣替えの時期です。 あわせて心も装いをシックにですね。 山のしづけさは白い花 (種田山頭火) (『草木塔』より 信濃天竜川を遡る旅の句) 
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