シクラメン(Cyclamen・篝火花) ~仕事と働くこと~
- 2010/12/21(Tue) -
シクラメン

  「心をこめた仕事」

  心をこめた仕事は
  生きている
  ゆかの上に
  こぼれたバケツの水の飛びしずくを
  あなたがていねいに
  ふいてくれたことだって
  ちゃんと
  わたしの心の中に
  生きている
         (東井義雄「いのちの言葉」より)

社会人に成り立ての頃、先輩に言われたいくつもの言葉が今でも残っている。
それは仕事への厳しさであったり、確かな観察力から生まれたものであったりする。
あるいは長い経験に裏付けられたものだったり、そのまた先輩から受け継がれてきたものであったりする。
この年になって新しいものを覚えようとすることは、古びて数が減ってきた私の脳細胞には負担のようだ。
しかし、若い頃に刷り込まれた記憶や技能はひょいっと顔を出して、さっさっと動いてくれる。
不思議なものである。

「はたらくとはなあ、はた(そばのひと)をらくにさせることなんだ」。

若いのに自ら気づき動き、気働きのできる人がいる。
とても助かる。

「仕事はいそがしい人に頼め」。

その通りと、実感する。
提出書類や様々な企画等、中味が充実しているのも、期日までにきちんと間に合わせるのも「いそがしい人」である。
「いそがしい人」は時間の使い方が上手い。
「いそがしい人」は見通しをもって仕事ができる。
「いそがしい人」は発想力がある。
「いそがしい人」には意志がある。

言われてするのでなく、言われる前にする。口よりも行動に重きを置いて。

   数へ日のひと日ひと日とそばだてる (井沢正江) 

シクラメン  

シクラメン 
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