ゼラニウム ~凍空の星の光~
- 2010/12/07(Tue) -
白いゼラニウム

   「冬」

  冬は
  ことに夜になると凄い
  けれど その気持ちのまんなかに
  きっと明るいものが小さくともっている
                     (定本 八木重吉詩集より)

遅くまでの仕事があった。
チームで何度も確認しながらデータを打ち込んでいく。
数字の一つひとつに決してミスが許されない。
慎重の上にも慎重さが求められる。
きわめてデリケートで気の抜けない作業である。
まだしばらくはこうした緊張感のある書類作りが続く。
資料の向こうにある顔に思いを寄せ、願いを込めて丁寧な仕事をしよう。

終えて乗り込む車のハンドルは冷え切っている。
凍空の星の光はガラスのようだ。

   凍星を組みたる神の遊びかな  (須佐薫子)

白いゼラニウム 

白いゼラニウム  
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コメント

風が強い。

風が冷たい。

明日はかなり冷え込みそう。
氷点下になるらしい。

その季節独特の「匂い」 が 私は好きである。

春夏秋冬、それぞれに違った「匂い」。

違うが、みんないい。

違うからこそ、それぞれの良さが学びあえていいのかも。

感謝。
2010/12/07 21:58  | URL | mmn #-[ 編集] |  ▲ top

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