サザンカ(山茶花) ~師走に白さあり~
- 2010/12/05(Sun) -
サザンカ白

   「山茶花」

  寒い日だ
  山茶花の大きな木が
  いっぱい花をつけている
  美しく気を張っているらしい

   「天気」

  天気のいい昼間
  日向へあるいて行って
  じっとしていると
  涙がにじんでくる
             (定本 八木重吉詩集より)

12月入って最初の週末は穏やかな日和だった。
こんな日は暮れの用意や冬支度などを進めて運ぶにはふさわしい。
私はスタッドレスにした。
何時もこの時期にすると決めている。
ジャッキアップして4本入れ替える。
青空のもとで小一時間。
終える頃には首筋は汗に包まれる。
これで3月まで足回りは安心だ。
入れ替えたタイヤを少し離れた小屋まで運ぶ。
腰には心地いい疲労感。

白い山茶花が木漏れ日の中にある。
山茶花は四季の中でなぜ冬を選んだのだろう。
「白」が私を指弾する。

   山茶花に咲き後れたる白さあり (宮田正和)

白いサザンカ
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コメント

先日、同級生のお母様が亡くなった。

彼とは、中学卒業以来会っていない。
でも、自宅が近所なので、お母様にお会いする事はあった。

彼は、離れた場所にある、亡くなった お父様の会社を継いでいるため、長い間お母様が 一人で家を守られていた。

道に面したよく手入れされたお庭。

お母様の姿勢が偲ばれる。

山茶花はなぜ
この冬を選んで咲くのだろう。

全ての出会いと、
全ての出来事は、
その時々の 自分に、
何か気付かせる為の 必要な 事だときいた。

とすれば、「全て」に意味があるのだ。

そして、そこから 何を学ぶかで その後の人生が決まる。

全てに、感謝。
2010/12/05 06:54  | URL | mmn #-[ 編集] |  ▲ top

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