ガクアジサイ(額紫陽花) ~協調する~
- 2023/06/30(Fri) -
玄関の紫額紫陽花051

玄関を出るとすぐの右手に紫の額紫陽花。
その隣にスミダノハナビ。
そして丸い白のアナベルと並ぶ。
どれも風知草の上に咲く。
違うスタイルのそれぞれが協調するかのように。

伸びた髭を短く整えた。
ひと月に一回くらいのペースでする。
スーツとネクタイの規則正しい生活を終えてからその顔にした。
新たなスタートを切るという自己確認だった。

はや、今年も一年の折り返し。

   思うことあまりにも多く情を抑え紫陽花の花を見ている六月尽 (上武旋転子)

玄関の紫額紫陽花052

玄関の紫額紫陽花053

玄関の紫額紫陽花054

玄関の紫額紫陽花055

玄関の紫額紫陽花056

玄関の紫額紫陽花057
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スミダノハナビ(額紫陽花・墨田の花火) ~この歳になればさ~
- 2023/06/29(Thu) -
墨田の花火051

玄関脇には墨田の花火も。
長い花柄の白い装飾花が四方に飛びでる。
ネーミングはその様が夏の夜空の花火のようにとか。
それに囲まれて中に小さな青い真花も咲いている。

久しぶりに夢を見た。
あまりにもリアルな変な夢だった。
それで目が覚めた。
私の精神の奥底にある心理を反映しているのだろうか。

   「この歳になればさ自由に生きましょうよ」とその人は言う私は花火のように広がる額紫陽花を見ている (居山聞涛)

墨田の花火052

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墨田の花火055

墨田の花火056

墨田の花火057

墨田の花火058
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ホスタ(Hosta) ~花言葉は「清楚」~
- 2023/06/29(Thu) -
ホスタ051

ホスタも花を咲かせ始めた。
一番先は濃い緑の葉に縦皺のあるもの。
隣の青葉のハルシオンやその二つを縁取るミニホスタにはまだ花茎は伸びていない。

もともとはその葉姿が好きで10種類近くを植えた。
次のタグが残っている。
ハルシオン、ワイドプラム、プリムカップ、ゴールドドロップ、ボールドリボン、フランシー、ワイルドプリム。
多くはどれがどれだが分からなくなった。
そして庭の小径の両側に並ぶのは大葉擬宝珠。
合わせてトータルではおよそ数十の株。

ホスタの花言葉は「清楚」だとか。
その姿は心を落ち着かせてくれる。

   遠くで雷が鳴っているなぜだか心地よい物語のように聞こえる (上武旋転子)

ホスタ052

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ホスタ054

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アジサイ(紫陽花) ~10も上なのに~
- 2023/06/28(Wed) -
アトリエ外の薄紫の紫陽花051

義姉がやってきた。
あるイベントがあって長野まで行ってきたのだと。
10も上なのにどうしてこんなにアクティブなのか。
私の倍も倍も動いている。
そのお土産とともにキュウリとジャガイモとタマネギを。
上がらずに玄関で少し話をする。
古い友人にも会ってきたらしい。
老いを楽しんでいる。

アトリエの南の窓に立つと目の前に薄紫の紫陽花が見える。
丸味を帯びたギザギザの縁の。
その上の桜に四十雀が一羽いた。
ピチュピチュピチュと元気な声を出しながら枝をつついていた。
おいしい虫でもいるのか。

   考え事して静かに過ごす時義姉の来たりて心やわらぐ梅雨晴間 (居山聞涛)

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アトリエ外の薄紫の紫陽花058
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ザクロ(柘榴の花) ~万緑叢中紅一点~
- 2023/06/28(Wed) -
石榴の花051

多くの男性の中にいる一人の女性のことをよく紅一点という。
それは中国の詩人王安石の「詠柘榴」という詩にある「万緑叢中紅一点」に由来すると、若い頃に知った。
まだ柘榴の花を見たことがなかった私は、青々とした葉の中に紅い花が一つだけ咲いているという情景を思い浮かべた。

庭には少し離れて柘榴の木が2本ある。
今それに朱赤色の花が咲いている。
そして思う。
一面の緑葉の中に花が一輪だけ咲くというのは違うのではないかと。
柘榴の花は時を同じにし多くの花が咲くのだから。
もし花が落ちたとしても実になる準備をした形もやはり同じ色で残る。
すなわち紅一点でなく紅何点も。
王安石の「万緑叢中紅一点」の表現は謎めいている。

甘酸っぱい実が生る。
それの割れた形はなかなか造型的な魅力がある。
何年か前に一木で彫ったことがある。

  忘れたいことも忘れねばならぬことも抱えて師の「過ぎ去れを追うことなかれ」の言葉が沁みる (上武旋転子)

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石榴の花054

石榴の花055

石榴の花056

着色7

着色8
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アジサイ(紫陽花) ~その数は30を優に~
- 2023/06/27(Tue) -
入り口の青い紫陽花051

昨日、約束通りHさんにアナベルを2株お届けした。
ほかにコスモスやマリーゴールドを15株ほどとムシトリナデシコも5本ほど。
帰りにHさんが「これ健康にとてもいいのよ」と“ざくろの発酵酢”をくださった。
早速4倍に希釈して飲んだ。
美味しかった。
説明書きには夏は氷を入れて飲むのもいいとあった。
今度店で探してみよう。

その昔、家を囲むようにぐるりと紫陽花を植えた。
正確には分からないが、その数は30を優に超えているはず。
今そのどれにも花がある。
色も形も様々に。
道から入って一番先に目に入るのは薄紫から青へと色が移っていく花。
よく紫陽花の花の色は土壌の酸性やアルカリ性に影響されると聞く。
でも我が家ではそれぞれ隣あって赤もピンクも青も白も赤紫も青紫もある。
どうなんだろう。

   紫陽花に秘められた昔言葉を知る忘却とは難しきことなる (上武旋転子)

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ナデシコ(撫子) ~エアコンの試運転~
- 2023/06/27(Tue) -
赤い撫子051

昨日は暑かった。
30℃を超えた。
エアコンの試運転をした。
順調に稼働する。
時刻が表示されない。
リモコンの電池を新しいのに替えた。
そして全体を掃除した。
さまざまな物の値段が上がっている。
電気料金も気になる。
夏本番はまだ先、しばらくは生活の仕方を工夫してスイッチを入れずに過ごしそう。

今、色や模様や花の形が違う何種類かの撫子が咲いている。
撫でてみたくなるほど可憐な花?
撫でていつくしむ愛らしい子のような花?
どれも似ていて私には判別しにくい。
大和撫子という言葉があるように昔から親しまれた花なのだろうが、それはどれを指すのだろう。

   憂きことを忘れたくて今やることを逃げている自分がいる愚かさ  (居山聞涛)

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アジサイ(紫陽花) ~童心に~
- 2023/06/26(Mon) -
白紫陽花051

昨夜、蛍を見に行った。
それは我が家の年中行事。

歩いて20分。
子どもの字の手書きの竹灯籠が道案内。
ふわりとふわりと黄緑色の小さな火が舞う。
下る小川の右に左に。
手の届くところに、離れた藪の中に。
宙に軌跡を残して、足元の草むらにとまって。
今年もたくさんだ。
ついつい感嘆の声が出る。
堪能。
帰りは坂道。


白い紫陽花も咲く。
これは花が大きくなるにつれうっすらと青を纏う。

   闇にふわりと点滅する蛍火ことしもその深かりき幻想に酔いて童心 (上武旋転子)

白紫陽花052

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シモツケ(繍線菊・下野) ~その素朴な佇まいに惹かれる~
- 2023/06/25(Sun) -
繡線菊051

シモツケも咲く季(とき)。
植えて何年になるかは忘れたが、いつもその素朴な佇まいに惹かれる。

小さな赤い花が散房花序になって少し盛り上がる。
漢字では「繡線菊」。
刺繍糸で縫い取られたごとくの花ということなのだろうか。

一般的にそれをシモツケとはなかなか読めない。
長年この花と付き合ってきた私はシモツケを繡線菊と書けるようになった。

   いつしか繡線菊とその名を書けるようになったもう何年になるかとしみじみ眺めて (上武旋転子)

繡線菊052

繡線菊053

繡線菊054

繡線菊055
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クジャクサボテン(孔雀仙人掌) ~その葉ゆえにその花が~
- 2023/06/25(Sun) -
孔雀仙人掌0521

白い孔雀仙人掌が一輪咲いている。
去年の花数はたしか7つだった気がする。
花も調子のいい年とスランプの年があるのだろう。
葉は厚くて無骨にも見えるが、花は繊細で美しい。
それはサボテン科の植物に共通して言える気がする。
逆をいえばその葉故にその花を生み出せているということなのかもしれない。

沖縄は梅雨明けらしい。

   「しっとりと余韻ある感情に浸る一時の幸せ」との文を見つけた私もそう思った六月の花 (居山聞涛)

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ノリウツギ(糊空木) ~小蝶のようにも~
- 2023/06/24(Sat) -
糊空木051

彼岸桜の下で糊空木が咲く。
白い花色は咲き始めから終わるまで変わらない。
真花から離れる装飾花は小蝶のようにも見える。
このように庭の紫陽花の仲間も次から次と。

昨日、「アナベルを分けてもらえませんか」と画家の友人から電話。
掘りあげて26日に自宅へ届ける約束をした。
行動派の彼女からは多くを学び、多くのことを経験させていただき刺激をもらっている。
マイペースでのんびり過ごすことの多い私にとっておないどしの彼女は文化ツアーの添乗者のような存在である。

   ひらひらと白小蝶舞うごと糊空木はや夏至も過ぎて (上武旋転子)

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ハナショウブ(花菖蒲) ~「お茶に来ない?」~
- 2023/06/24(Sat) -
花菖蒲0521

定期購読の雑誌を読んでいた時、義姉さんから「お茶に来ない?」と電話があった。
歌会が自宅であり、終わったところらしい。
遠くは長野、岡谷、近くの高森、上郷などからの五人で。
その参加者が持ってきてくれたお菓子がたくさんあるからと。
私も少し前から懸案になっている事について話すこともあるし。

車を走らせて数分。
義姉さんとは感性に近いものがあり共有する話題も多く、気を遣わずに楽しく話ができる。
そして人生の先輩として、一人のすてきな女性として尊敬している。
お茶とお菓子であれやこれやと30分ほど。
新しい知識や情報も得て、おいとま。
帰りには各地からのお菓子を袋に詰めて持たせてくれた。

花菖蒲は玄関の右手にもある。
ここには白と、薄紫と、薄青の三種類。
しっとりとした感じがいい。

   しっとりと花菖蒲咲いてそばに蛇の脱け殻がある六月 (居山聞涛)

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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ~その名の由来~
- 2023/06/23(Fri) -
柏葉紫陽花051

ピラミッド型というか、円錐状というか。
カシワバアジサイは花の段を重ねてそんな感じで咲く。
大きな房となるそれは重いのだろう。
花茎は横になったり下を向いたりの様になる。

いろいろに位置や角度を変えて見る。
陽の光による明暗や陰影が形をいっそう美しくする。

ところで柏葉と冠するこの紫陽花。
花の色とか香りとか縁あるエピソードとからではなく、葉の形をもとに名を付けられる。
それからはこの花へのイメージ化や連想が難しいような気がする。
だいたいにおいて多くの人は柏の葉そのものを見たことはないのではないか。
どこに何に視点を置くかということでモノの印象は大きく変わる。
その花の形からもっと違う名付けはできなかったものかと。
眺めていてそんなことを思った。

   ラジオで「これからは日が短くなっていくんですね」と今年もそろそろ折り返しかと空を見上げている (上武旋転子) 

柏葉紫陽花052

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柏葉紫陽花055

柏葉紫陽花056

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アジサイ(紫陽花) ~モノクロの卒業アルバム~
- 2023/06/22(Thu) -
薄青の紫陽花051

故あって中学の卒業アルバムを見ていた。
年を経て色は褪せ、すべてがモノクロの。

当時は50人学級で、10組まであって私は8組。
前列に先生方。
二段目と三段目が女子。
四段目と五段目が男子。
一番上の段の真ん中ほどに自分の顔を見つける。
学生帽子を少し斜めに被って頼りない顔をしている。
名簿を見て一人一人の顔写真と付き合わせるが思い出せる顔は少ない。
それは遙かな少年少女であった時のこと、無理もない。

ごく僅かだがこの歳になっても音信を交わす友人もいる。
一人は「会いたいね」と毎年連絡くれるがいまだ会えていない東京に住むテノール歌手のM君。
今年こそは実現したいもの。

薄青色の紫陽花も咲く。
たっぷりと。

   古色のアルバムにある己の細い顔これが中学の自分何を考え何を目指していたのか (居山聞涛)

薄青の紫陽花052

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クリ(栗の花) ~今、木を覆うように~
- 2023/06/21(Wed) -
栗051

木を覆うようにして栗の花が咲いている。
特有の青くさい匂いを放ちながら。
小動物のやわらかい尾のような長く垂れ下がる黄色白の雄花。
そのつけねに一つある小さな丸い形をした雌花。

若い頃、“丹沢(大実栗)”の細い苗木を植えた。
それが今では、幹は両手を回してさらにもう一本の手が必要なほどの太さになった。
高さも数メートルになり、大きく枝を広げている。
そして毎年秋には拾いきれない夥しい実りを届けてくれる。
消毒したことも肥料をやったこともないが。
その下は川になっていて、実の半分近くは流れていく。

   目をとじていても胸の奥深くまで届く不思議な匂いよ花栗は (上武旋転子)

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アジサイ(紫陽花) ~作品集~
- 2023/06/21(Wed) -
紫陽花052

昨日、友人から自身の作品集が届いた。
子どもと花をモチーフにした抒情あふれる作品ばかり。
その中には紫陽花も描かれてあった。
どこか“ちひろ”の絵を思わせるような。

家の紫陽花もだんだんに咲く。

   紫陽花をひとり見ている色移りの物語と安曇野の思い出と (居山聞涛)

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アジサイ・アナベル(Annabelle) ~色が変わります~
- 2023/06/20(Tue) -
アナベル051

アナベルは玄関のそばにあります。
いくつかは、すでに大きな手毬のようになっています。

色は緑から始まります。
そして白に変わります。
さらに進めば緑に戻っていきます。

手がかからず丈夫な花です。
増えます。
昨日、近くに家を建てた知人から「庭造りを始めた」と誘いがあって見てきました。
ハーブやカリフォルニアポピーなどの数種類がありましたが、全体はまだまばらでした。
シンボルツリーとして白樺を植えたけれど枯れてしまったそうです。
「アジサイも植えたい」と言っていましたのでアナベルを株分けして差し上げようと思います。

きょうもいい天気になりそうです。
朝食前に草取りをすませることにします。

   庭を歩く黒い野良猫が立ち止まって私を見た互いに動かずしばらくにらめっこになった (上武旋転子)

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ベニガク(紅額) ~白い額の花は紅に染まる~
- 2023/06/19(Mon) -
紅額051

縁をギザギザにしたたくさんの白い花が咲いています。
紅額です。

花の始まりは真っ白です。
日を経てだんだんに紅に染まっていきます。
そして最後はすべてが。

中のかわいい真花も開きつつあります。
そこに花粉を求めて1匹。

   額の花の移ろう色それは哀しき感傷のようにも見え (実野滸人)
  
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ホオズキ(鬼灯の花) ~それは緑の袋に~
- 2023/06/19(Mon) -
鬼灯051

下向きに咲く鬼灯の白い花。
だいぶ少なくなった。

それは咲き進み、花仕舞いになると緑の袋に変わる。
生まれたばかりのはまるで小さい。
日を重ねていくごとにだんだんに大きく膨らんでいく。
今、1本の中にその変わりゆく様が見られる。

そしてあの朱色の袋になるのは盛夏の頃。
以前はそれで何度か透かしホオズキを作ったこともあるが……。

   鬼灯の花を屈み見ているなぜか子どもの頃の紙風船を思い浮かべて (居山聞涛)

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ハナショウブ(花菖蒲) ~梅雨の晴れ間に~
- 2023/06/18(Sun) -
花菖蒲051

花菖蒲は梅雨時の花。
青紫に少しの白が混じるものがそろい咲きしている。
花びらはたおやかにだらりと垂れる。
それは着物や帯を思わせる和の趣。

梅雨の晴れ間に。
一人で見ている。

   花びらのだらりと垂れて花菖蒲六月はゆるり流れる (居山聞涛) 

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チョウセンキハギ(朝鮮木萩) ~夏の萩~
- 2023/06/18(Sun) -
朝鮮木萩051

枝を広げる低木に紅紫色の花がたくさん。
咲いているのは小振りの朝鮮木萩。
5月下旬に咲きだし、この先7月に渡って見られる。
通常の萩は草本なので冬には土の上からは姿を消し、根で休む。
これは木本で、秋には落葉し枝を残す。

義姉さんがチンゲンサイとジャガイモとキュウリを持ってきてくださった。
生活の基盤は歌人なのだが、野良着もよく似合う。

   竹箒で庭を掃く雉鳩が番いで桜の枝に止まっているのどか (上武旋転子)

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ヒメシャラ(姫沙羅)~その形のまま落ちる~
- 2023/06/17(Sat) -
姫沙羅051

姫沙羅は庭の西側にある。
樹高は3~4㍍ほど。
幹はすらりとしている。

この白い花の命は短い。
咲いてからそう日を待たずに落ちる。
ポトリポトリとその形のまま。
咲けば落ち落ちれば咲くといった感じで。

   庭で数羽の雀が声を出しながら楽しそうに遊んでいるので一握りの米を撒いてやり見ていた (居山聞涛) 

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アマリリス(アイスクイーン・Ice Queen) ~夜に見る~
- 2023/06/16(Fri) -
アイスクイーン051

久しぶりに旧友から電話があった。
いつ以来だろう。

あの頃やその頃のこと、彼や彼女のこと。 
「うんうんうん、それおぼえている、そうだったんだ」と。
すっかり忘れていた出来事などを思い出させてくれる。
遙かな過去に巻き戻された楽しいひとときとなる。

そして体調よく、元気だということでよかった。
今度自身の作品集を送ってくれるというのでこれも楽しみ。

アイスクイーンという名の白い八重のアマリリスも咲く。
両の掌を広げたほどの大きな花が1輪。

   「愚かなる身と知りながら果てなきものを求めつつ」と詩人は書く私は今何を求めているのかアマリリスよ (居山聞涛)

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アマリリス(amaryllis・レッドライオン) ~10数年になる~
- 2023/06/15(Thu) -
レッドライオン051

レッドライオンの名の深紅のアマリリスが咲いた。
なぜだかいつも二つが真逆を向いて。
毎年の花で、植えてからたぶん10数年にはなる。
そろそろ大きな鉢に植えてやるのがいいか。

「♪リッタリッタリッタタ~」。

   互いに背を向けて咲く深紅のアマリリスに強い意志を見る (上武旋転子)

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ヤエドクダミ(八重十薬) ~段を重ねた円錐状に~
- 2023/06/14(Wed) -
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庭に八重十薬が咲く。

それは一般的なドクダミと違って花は段を重ねた円錐状になる。
その白い階段状になっているのは葉の変じた総苞。
ところどころに単色の白でなく、緑が混ざっているのが見えることでそのことはわかる。
一番上にある黄色い部分が本来の花。
蕊だけで構成されていて花びらのない独特の形。

私はこの八重十薬が好きだ。
その形も花の白と濃い緑の葉とのコントラストも。

友人が地元の特産品を送ってくれた。
この時期毎年のものである。

   たとえばそれは寄り添うような深い匂い触れて指を離れずどくだみは (郷羽三夜子)

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クジャクサボテン(孔雀仙人掌) ~雨の中で~
- 2023/06/13(Tue) -
孔雀仙人掌0521

今年、赤いクジャクサボテンには3つの蕾。
その一番花は5月末に咲いた。
そして数日後だらりと萎んで摘み取られた。

雨が降る昨日、傘を差して外に出ると2番花が咲いていた。
残るもう一つの蕾も先が解け始めている。
これも直に開きそうだ。

雨の中で咲くその大きな花をしばし見る。
グラデーションになる色と孔雀の翅を思わせる形は濡れる中でも変わらず美しい。
もう20数年にもなる。

   「梅雨の晴れ間となり陽が差すでしょう」と気象予報士が言っている防虫スプレーをかけて働こう (上武旋転子)

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クレマチス(clematis・ニオベとマズリー) ~初蚊~
- 2023/06/12(Mon) -
ジャックマニー系ニオベ1

ミツバを採ってきた家人が言った。
「腕を蚊に刺された!今年の初蚊!」と。
怒りというよりうれしそうにそこを見せた。
私はすでに数日前に耳と首の後ろを刺され、薬を塗布していたのだが言わなかった。

クレマチスは5月に3種類が咲いた。
そして今また遅れて新たに赤紫のニオベと八重で薄青のマズリーが咲いている。

このところ日中の気温があまり上がらない。
いわゆる梅雨寒だろうか、長袖シャツを着ている。

   クレマチスを見てなぜだか真民さんの「念ずれば花ひらく」を思い浮かべていた (居山聞涛)

ジャックマニー系ニオベ2

ジャックマニー系ニオベ3

遅咲きマズリー1

遅咲きマズリー3

遅咲きマズリー2
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バイカウツギ・ベルエトワール(梅花空木) ~爽やかな甘い香り~
- 2023/06/11(Sun) -
エトワール051

しばらく前から清楚なバイカウツギ・ベルエトワールが咲く。
毎年その開花は楽しみ。

それは爽やかな甘い香りがする。
たとえるならグアバかマンゴーのような。
その白い花の芯の部分はほんのりピンク色。
ちょっと隠れた色気のように。

だいぶ年月が経つ木なのだが、繁ることもなくその姿はほとんど変わらない。
そんな様にも愛着がある。

   甘い香りを漂わせる白い花のありて一人密やかに鼻を寄せ愛でている初夏 (上武旋転子)

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エトワール054

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エトワール057

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アマチャ(甘茶) ~移り変わる様~
- 2023/06/10(Sat) -
甘茶051

今は紫陽花の季節。

そして甘茶も咲く。
これも素朴な野の趣。
まだ咲き出してから少し経ったばかり。
そのだんだんに咲き進む移り変わりの様も味わい深い。
見ていると「謙虚であれ」と教えられている気がする。

家人が「換気扇フィルターを替えてね」と言った。

   天気予報を見てはその日のやること出来ることを考えている六月 (居山聞涛)

甘茶052

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甘茶058
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ヒペリカム(Hypericum) ~玄関ポーチの左隅に~
- 2023/06/10(Sat) -
ヒペリカム051

昨日穂波さんがニンニクと大きなタマネギを持ってきてくださった。
そして「あら、蜂が巣を作っているね」と言った。
「えっ、どこ?」
「ほら、左の隅」
玄関ポーチを見上げると綺麗な蜂の巣にアシナガバチの女王バチが静かに動いていた。
まだハタラキバチの姿はない。
「ここはまずいなあ。明日の朝早くに取る」
私は毎年、蜂に2~3回は刺されている。

ヒペリカムは黄色い花。
中には太い雌蕊を囲んでたくさんの長い蕊。
すでに多くは散って赤い実になった。

   ジューンベリーの実を採ったこの時期花嫁姿の人も多いのかと想いつつ (上武旋転子)

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タマネギとニンニク

足長蜂
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ヤマアジサイ(山紫陽花) ~ここも梅雨入り~
- 2023/06/09(Fri) -
山紫陽花051

今、各地で紫陽花祭りが開催されているという。
庭でも少しずつ咲き出した。

先陣を切るのは山紫陽花。
いかにも野の花らしい素朴な佇まい。
周りを囲むやさしい装飾花と、中にあるたくさんの真花との対比の妙。
真花の丸い蕾が開き、中から蕊が一気に勢いよく飛び出す様もいい。

さて、ここも梅雨入り。
紫陽花は雨に似合う。
ちひろの絵のように。
   
   いにしえ人の歌の心に寄せ掌にあぢさゐと書いて思ひ出を包む (奈美あや)

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