サクラウツギ(桜空木) ~その名の通り~
- 2023/05/31(Wed) -
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サクラウツギはその名の通り、桜に似た花。

その五弁の花は。
形が似て。
色も似て。

賑わいはさほどではないけど。
どことなく安らぎを与えてくれる。

大きくて太い山茱萸の下で咲いている。

   やさしと安らぎと慰めの桜空木ああ悔しやるせなしの五月尽 (上武旋転子)

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イボタノキ(疣取木、水蝋樹) ~五月尽~
- 2023/05/31(Wed) -
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白い小さな花を密集して咲かせているのはイボタノキ。
細長い漏斗状の花からはほんのりと芳香が漂う。
蜂がその花を次々渡る。

庭をのんびり茶色の野良猫が歩いて行く。
多くの地で早い梅雨入りという。
そして好きな五月が終わる。

   今年はなぜか五月が行くのがさびしい手を広げ空に心を干す (居山聞涛)

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053イボタノキ

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ナツロウバイ(夏蝋梅) ~庭の北隅でひっそりと~
- 2023/05/30(Tue) -
夏蝋梅051

夏蝋梅があるのは庭の北隅。
水の流れるところのすぐそば。
上には白木蓮が枝を伸ばす。
そこを抜けた木漏れ日が届く中に咲く。

花びらは二重になっている。
外側はピンクを帯びた白い花びら。
小さい内側のはやや厚みのある黄色。
いずれも数は10枚前後。

気品のある花である。
開きかけた蕾の様にもしみじみとした味わいがある。

   咲くのはいつも白木蓮の下ひそやかにしとやかに夏蝋梅 (上武旋転子)

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ワイルドストロベリー(Wild strawberry) ~とてもいい香りの野イチゴ~
- 2023/05/30(Tue) -
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ワイルドストロベリーも収穫できる。
大きさは小指の先ほどと小さい。
これはワイルドの名が示すように本来は野生種の苺。
でもいい香りがし、そして甘い。

もともとはハーブとしての葉を楽しむつもりで植えたもの。
それがグランドカバーのように向こうまで伸びて広がっている。
今ではハーブティーより一面の白い花を楽しみ、赤い実りを喜ぶほうが主となっている。

ここ数日家人は毎日それを摘んでいる。
そしてジャムを作っている。
私はそのままを食すのがいい。
2、3個ずつまとめて口に。

   野いちごに朝陽射す色を選り分けて潰さぬように三つ指で摘む (居山聞涛)

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                                    2023年4月20日

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                                    2023年4月20日
                                  
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ハコネウツギ(箱根空木) ~それは人の人生のようにも思えて~
- 2023/05/29(Mon) -
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白で始まる。
それに少しずつ赤みが加わる。
白い絵の具に一滴二滴三滴と赤い絵の具が落とされていくように。
そして濃い赤になる。
ハコネウツギは時間経過と共にこうして色を染めながら咲く。
そして最後は茶枯れ色に。

それは思邪無き無垢な児が育ちとともに様々な色に染まっていくようにも見え。
それは人の人生のようにも思え。
たとえば純粋な白い愛が知らず知らずのうちに感情という色で混濁するように。

   移ろいのはこねうつぎに浮かぶ楽しい日々悲しい出来事閉じ込めている言葉がある (奈美あや)

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ラズベリー(yellowraspberry) ~今年もたくさん生った~
- 2023/05/29(Mon) -
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数メートルに渡ってラズベリーを植えてある。
株の高さはおよそ2㍍ほど。
四月に咲いた白い花は時を経て今は実に。
今年もたくさん生った。

小籠に摘む。
力を入れてはいけない。
ポロポロおちるから。
やわらかくて潰れるから。
やさしくそっとはずすように。
ときどき、口に入れたりしながら。
野の味らしい素朴な甘さ。

そして食卓に。
小皿にデザートで。
サラダにも乗せて。

小籠の出番はあと数回も。
時々ヒヨドリも来ているけれど。

   ラズベリーを摘んだ小籠に摘んだ二人で食べた笑って食べた (居山聞涛)

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カルミア(Kalmia) ~思わず知らず笑顔に~
- 2023/05/28(Sun) -
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カルミアにたくさんの花。
見てはいつも思う。
蕾は金平糖、開けばパラソルだと。
雌蕊1本に雄蕊が10本。
中の赤い線模様も10の角を描く。
カルミアは見る者を思わず知らず笑顔にさせる。

ホトトギスの声がした。
キョッキョ キョキョキョと。
今年初めて聞く。
なんか嬉しくなった。

   ホトトギスが鳴いていた「お~いたまにはそばにきてはなさないかあ~」 (上武旋転子) 

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カキ(柿の花) ~甘い秋の実りへの営み~
- 2023/05/28(Sun) -
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しばらく前から柿の木に花がある。
小さなクリーム色でやや厚みがある。
花びらを落としたのは膨らんで実の形を呈している。
蔕はすでに実に乗る大きさに。
もう今から始まっている甘い秋の実りへの営み。

   数羽の燕が横の川の上を軽やかに行きつ戻りつしているいいなあいいなあと思う (居山聞涛)

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キショウブ (黄菖蒲)~増えないように~
- 2023/05/27(Sat) -
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黄菖蒲が次郎柿の下にある。
その立ち姿はなかなかの趣。
日本画のモチーフにもなりそう。
でもそれは和の花ではない。
外来種が野生化したもの。
増えないように気をつけている。

六回目のワクチン接種をすませた。
義姉も来ていた。

   風の歌雲の声を聞きつつ黄菖蒲の立つをしみじみ見ている五月 (奈美あや)

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シロアヤメ(白菖蒲) ~エンドウとクロワッサン~
- 2023/05/26(Fri) -
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朝、庭を掃いていたら軽トラが止まり、小松さんが収穫籠を手に降りてきた。
「おはようございます」
「エンドウを摘んできたけど入れ物ある?」
台所からボウルをもってくる。
それにザザーッと空ける。
「ありがとうございます。いつもいただくばかりですみません」
「なあに、うちではたべきれんもんで。じゃあな」
また竹箒を動かす。

夕方には西山さんの奥さんが、「伊那の道の駅で主人が買ってきてくれたの」と南アルプス村のクロワッサンを10個。
家人は「明日の朝はご飯は炊かなくていいからね」と言う。
いただきもののあるうれしい日だった。

シロアヤメが咲いている。
ほかのアヤメの仲間に比べ小振りの清楚な花だ。
腰を落としていろいろな向き、角度で見る。

   白菖蒲に日常の交錯した感情を解きほぐす言葉聞く (郷羽三夜子)

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南アルプス村のクロワッサン

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シャクヤク(芍薬) ~「人生というのは」~
- 2023/05/25(Thu) -
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三種類の芍薬が隣り合って咲いている。
うっすらと紅色を乗せた白い花と。
中に赤い模様を忍ばせるたっぷりの白い八重の花と。
そして紫がかった赤い花と。
それぞれが違う気を醸しそれぞれに美しく。

少しずつ地にもその花びらが広がり始めた。

近くの田には水が張られている。
今週末には田植えだろうか。

   「人生というのは究極に孤独なんですね」と美術家は語ったきっとそうなんだろう  (上武旋転子)

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ツルバラ(蔓薔薇)~名前を覚えていない~
- 2023/05/24(Wed) -
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イチイ(たぶん)の木を登るようにして赤い蔓薔薇がある。
枝は上で大きく広がり撓む。
これは四季咲きで、この先初冬まで花を咲かせる。
高すぎて手に取ることはできないので、剪って部屋に飾ったことがない。
花を嗅ぐこともできないので香りがあるかどうかもよく分からない。
そこでもう30年以上になるのではないかと思う。
品種としての名前を覚えていないのでただツルバラといっては眺めている。

「カツをあげるので手伝って」という。
この頃は衣を付けるのもだいぶ慣れ、うまく手早く出来るようになってきた。

   蔓薔薇を見て過ぎ去りし時のさまざまをくっきりとあるいはぼんやりと (居山聞涛)

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チェリーセージ(Cherry sage) ~手を振って行った~
- 2023/05/24(Wed) -
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赤いチェリーセージがジャーマンアイリスのそばで咲いている。
幼子を思わせるような愛らしい表情をしている。
春先に上に伸びた枝を切ってコンパクトにまとめた。

中川さんが農作業車を走らせながら手を振っていった。
私も手で返した。
この時期、果樹農家は忙しそうだ。

   黄鶺鴒が嘴で地を突きながら尾を上下させつつ歩いている手を休めて見る (上武旋転子)

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セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) ~カッコーカッコー~
- 2023/05/23(Tue) -
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空の青に映える濃いピンクの花。
反り上がる艶のある蕊。
膨らむつぼみ。

石楠花が家の入り口で咲いたのは三月下旬だった。
そして玄関外の西洋石楠花は遅れて今。
去年は賑やかに咲いたが、今年はその三分の一ほどと少ない。

西側にある里山の方からカッコーの声が何度も届いた。
今年初めて聞いた。
「カッコー カッコー カッコー」と、ひとつずつの声のあとに少しの間があって。
癒やしでもあり、諭されるようでもあり。

   法師の如くに憂きし吾を諭す五月の郭公 (居山聞涛)

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ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)~忘れる~
- 2023/05/23(Tue) -
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通常の菊は秋の花だが、ミヤコワスレはこの時期に咲く。
色は青紫。
葉は濃い緑。
こうして初夏の頃に見る菊もいい。
ところでなぜ「都忘れ」との名が付くのだろう。
その由来も知りたいところ。
たとえば「ヒトリシズカ」のように。

   人には「忘れ」たいことも「忘れ」なければならないこともあると花を見ている (上武旋転子)

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ケイランサス(Cheiranthus・ニオイアラセイトウ) ~花と語り合いながら~
- 2023/05/22(Mon) -
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いろいろな種類の花が咲き出す。

一つの株にたくさんの濃黄色の小花をつけているのはケイランサス。
少し香りがする。
その横では彫刻を囲むようにポピーも咲き出した。

いい季節だ。

   花に声を掛けられつつ日除けガードの付いた帽子を被って働いている (居山聞涛)

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アマガエル(日本雨蛙) ~よく見られる光景~
- 2023/05/22(Mon) -
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屋根に登って木々の剪定をしていた。
カリン、ハナノキ、スモモ、ビワ、キバナヤマボウシ。
伸びて屋根にかかるようになっていた枝を。
降りて下に落ちた剪定枝を片付ける。
終わった。
暑かった。

庭を一回りする。
と、部屋から外に出しておいた月下美人の広い葉の上にアマガエルが座っている。
この時期になると、よく見られ光景だ。
体を月下美人の葉色に同化させて。
心を無にした表情で。
最近夜になるとその頃がよく聞こえると思ってはいた。

部屋に戻ってお茶にした。

   月下美人の葉の上に雨蛙が座す修行僧のような顔で (上武旋転子)

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シラン(紫蘭)~神社の掃除~
- 2023/05/21(Sun) -
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緑の葉が広がる中に紫色の花は紫蘭。
周りの草花に押されたのか、今年いつもより少ない。
込みすぎてちょっとかわいそう。
唇弁には魅力的な数本の縦襞が走る。
名前の知らない細い虫が来て遊んでいる。

連日暑い日が続く。
さて、今日は7時から自治会総出で神社の掃除だ。

   「言葉遣いは心遣い」と紫蘭が吾に諭す五月下旬 (上武旋転子)

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ツルニチニチソウ(蔓日々草) ~お分けしたことがあります~
- 2023/05/21(Sun) -
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庭の一角に蔓日々草が広がっている場所があります。
完全に野生化しています。
増えすぎないように気をつけてはいます。

花は可憐な青紫です。
数年前に我が家を訪ねて来られた方に望まれて、一株をお分けしたことがあります。
それもその新たな土地で元気に咲いているでしょうか。

   「五月も下旬春もそろそろ終わりだよどうする」と心が問いかけている (居山聞涛)

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セッコク(石斛) ~そこは住み心地いいらしい~
- 2023/05/20(Sat) -
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薄紫の石斛が咲いている。
あるのは李のちょうど二つに分かれた又のところ。
何年も前からそこに根付いて毎年。
この花にとってはそこは住み心地いいらしい。

   今年も石斛が李の又で咲いたそこは住み心地いいらしいそれぞれの居場所 (奈美あや)

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コデマリ(小手毬)~花を乗せた枝が風に上下する~
- 2023/05/20(Sat) -
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白い小さな花が一つに丸くまとまり咲くコデマリ。
その様が毬のようだということなのだろう。
一つひとつは1㎝にも満たない丸みのある5弁花。
そんな花を乗せた枝が風に上下する。

家人が長旅からようやく帰ってきた。
これで食事の心配をする必要もなくなった。
やはり長く連れ添ったその味がいい。

   せせらぎの上を燕は音なく返す吾は己を律す五月の望み (居山聞涛)

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アンネのバラ(Souvenir d'Anne Frank) ~雨に濡れている~
- 2023/05/19(Fri) -
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アンネのバラが雨に濡れている。
そう、あの少女、アンネ・フランクの名の。

それは色移りのバラ。
蕾は赤く、開いて黄色、そして咲き進めばピンクにと。
思春期の少女の心を思わせるように。

傘を差し、白黒写真の顔を思い浮かべて見ている。

   夢見る少女の平和を希求する少女のバラが雨に濡れている五月 (上武旋転子)

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ジャーマンアイリス(German iris) ~掛け軸を替えた~
- 2023/05/18(Thu) -
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アートガーデンではジャーマンアイリスも咲く。
いく種類もの彩りで。
どれも大きくて豊かで。
ただだまって見ている。

部屋の君子蘭が花を落とした。
掛け軸を「鮎と川蝉」に替えた。

   ラジオからは『ボヘミアン』の歌が流れてジャーマンアイリスを見ている真夏日 (上武旋転子)

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マユミ(檀・真弓) ~葉と枝と花が静かに調和する~
- 2023/05/18(Thu) -
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朝の陽が庭に入る。
木々の枝や葉や花がそれを受ける。

今、マユミにも淡い黄色の花。
葉色に近いのであまり目立たない。
そのたくさんの小さな花にも漏れた陽があたる。

   葉と枝と花とが静かに調和する五月の真弓を見ている (居山聞涛)

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エニシダ(金雀枝・金雀児) ~かわいい黄色~
- 2023/05/17(Wed) -
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かわいい黄色の花がいっぱい。
蝶形花のそれはエニシダ。
中から蕊もくるんと出て。

漢字で書く金雀枝や金雀児もその様子をうまく表している。
誰が考えたのだろう。
もともとは地中海沿岸原産のマメ科の植物で、エニシダはスペイン語のhiniestaを当てたものだという。

今日は33℃まで上がるとか。
まだ五月だというのに。
そうだ温泉に行こう。

   あふれる黄蝶のごとえにしだのたのしきうれしまだ五月 (奈美あや)

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サクランボ(桜桃)  ~朝早くからヒヨドリも~
- 2023/05/16(Tue) -
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木にいっぱいの赤い実。
今年もサクランボが生る。

それをめがけて朝早くからヒヨドリもやってくる。
彼らは色が分かるのか、赤い方から食べていく。
ピーピーとうれしそうな声を出しながら。

今日少し収穫しよう。

   ヒヨドリが桜桃を食べている「まあ、いいか」と私は眺めている (上武旋転子)

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クレマチス(レッド・スター) ~タケノコいる?~
- 2023/05/16(Tue) -
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穂波さんから電話。
「タケノコいる?」
「あれ、この間持ってきてくれた時、これで今年は最後と言っていたんじゃない」
「そうなのよ。また出ていたの」
「好きだから、うれしいけど」
「持ちに来てくれる?」
「分かった、これからすぐに行く」
ということで、また筍を4本いただいた。
ちゃんと米糠も一袋添えて。

カーポートの横では八重のクレマチスも咲く。

   屋根に登って雨樋の掃除をした梅雨前のいつもの仕事である (居山聞涛)

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カリフォルニアポピー(花菱草) ~日々次々に~
- 2023/05/15(Mon) -
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昨日より今日と、花が日々次々に。

やわらかふんわりのカリフォルニアポピーも。
多くはオレンジ色。
ところどころに白い色のも。
蕊からは花粉が花びらの上にこぼれ落ちる。

これは増える。
まだ小さい株もたくさん。
間引く。

   花菱草の花言葉に「私の願いを叶えて」とあって今に何を願うと私 (居山聞涛)

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アイリス(ダッチアイリス) ~美術展の案内~
- 2023/05/14(Sun) -
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昨日、知人から電話があり、美術展の案内をいただいた。
いつも100号ほどの大作を出品されている。
月曜日の午前中が当番だというのでその時間に行くことを約束した。

草払い機を使って土手の草を刈った。
少し腰が痛くなった。

アヤメのそばではイチハツに加え、ダッチアイリスも咲き出す。
いい色、いい形、いい立ち姿だ。

   「かなしみはわたしを強くする根」と詩人の言葉を書き写している五月 (居山聞涛)

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ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ・一つ葉田子) ~今年もまた木に咲く白い花~
- 2023/05/13(Sat) -
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今年もまた木に溢れ咲く白い花。

通称ナンジャモンジャノキ
正しくは一つ葉田子。
五月になるといつものこの光景。

朝6時の青い空。
その木の上には白い月。

   抱える憂き事に白く溢れる花を一人眺めナンジャモンジャと繰り返す朝 (居山聞涛)

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バラ(ゴールドバニーとピンクノックアウト) ~「薔薇の散策」~
- 2023/05/13(Sat) -
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この頃読んでいたのは大手拓次詩集。
昭和九年に46歳で世を去ったこの詩人には36行の構成による「薔薇の散策」という詩がある。
たとえば次のように。

1 地上のかげをふかめて、昏昏と眠る薔薇の脣。
4 棘をかさね、棘をかさね、いよいよに にほいを育てる薔薇の花。 
12 吐息をひらかせる ゆふぐれの喘ぎの薔薇の花。
13 ひねもす悲嘆する 南の色の薔薇の花。
16 掌(て)はみづにかくれ 微風(そよかぜ)のゆめみる 未生の薔薇の花。
17 鵞毛のやうにゆききする 風にさそはれて朝化粧する薔薇の花。
18 みどりのなかに 生ひでた 手も足も風にあふれる薔薇の花。
19 眼にみえぬ ゆふぐれのなみだをためて ひとつひとつにつづりあはせた 紅玉色の薔薇の花。
20 現(うつつ)なるにほひのなかに 現ならぬ思ひをやどす 一輪しづまりかへる薔薇の花。
23 かなしみをつみかさねて みうごきもできない影と影とのむらがる 瞳色の薔薇の花。
24 ゆたゆたに にほひをたたへ 青春を羽ばたく 風のうへのばらのはな。
28 悔恨の虹におびえて ゆふべの星をのがれようとする 時をわすれた 内気な内気な ばらのはな。
32 けはひにさへも 心ときめき しぐれする ゆふぐれの 風にもまれるばらのはな。
34 微笑の砦もて 心を奥へ奥へと包んだ 薄倖のばらのはな。
36 さかしらに みづからをほこりしはかなさに くづほれ 無明の涙に さめざめと よみがへる薔薇の花。

彼の薔薇に思う心象風景なのだろう。
たしかに薔薇はその時々の自分の感情に合わせていろいろな表情を見せる。

   薔薇にそうびとの読みがあることを知った若い頃今でも時々その名で見ている (上武旋転子) 

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