シロヤマブキ(白山吹の実) ~ふしぎたのし~
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- 2022/12/23(Fri) -
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![]() 冬枯れの中に黒い実がある。 そうだ。 思い出した。 春、そこには白山吹が咲いていた。 その艶と色。 「ぬばたまに似ている……」。 今年、桧扇は咲かず、それを見ることはできなかったが。 万葉の相聞歌を口遊む。 白い花が黒い実になったふしぎたのし冬の白山吹 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
カラタチ(枳殻の実) ~鋭い棘の中に~
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- 2022/12/22(Thu) -
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![]() 冬のカラタチ。 葉が落ちた今はその固くて鋭い棘が目立つ。 攻撃的で威嚇的にも見え。 その中にピンポン球ほどの黄色い丸い実。 生食できない。 見るだけ。 春の花は可憐で香りもよくて。 何の利点を見つけてこの棘ある姿に進化したのか枳殻は (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
サザンカ(山茶花) ~薄茶色の花びらと蝉の脱け殻~
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- 2022/12/21(Wed) -
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![]() -4℃と連日厳しい冷え込み。 白山茶花も凍みたのか。 花びらは薄茶色に。 冬ならではのしみじみとした様。 蝉の脱け殻がしっかり葉を掴んでいる。 強風の日が何日もあったはずなのに。 霜柱が土を持ち上げているザクッザクッザクッと靴の形 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() |
マユミ(真弓の実) ~口笛を吹く~
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- 2022/12/18(Sun) -
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![]() 真弓の葉はすべて散った。 その枝には赤い実が吊り下がる。 風吹けばいっせいにぶらぶらぶら。 そばの蝋梅ではまだ黄葉が残っている。 どこかからジョウビタキの声が聞こえる。 私も口笛を吹いた。 ハエが一匹飛んでいたどこで生きていたのかフユなのに (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() |
オオサカフユザクラ(大阪冬桜) ~冴えた青空と白い月~
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- 2022/12/16(Fri) -
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![]() 大阪冬桜が咲き出した。 まだ蕾が優勢なので、三分咲きといったところか。 これは二季咲きの桜で、染井吉野などと同様春にも咲く。 花は葉と一緒の春の方が大きい。 冬晴れの空は冴えた青。 白い月が浮かんでいる。 冬桜が咲いている冴えた青空と白い月がある朝野良猫が行く (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
アセビ(馬酔木) ~初雪だった~
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- 2022/12/15(Thu) -
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![]() 馬酔木は3月から4月頃に壺状のかわいい花を咲かせる。 その蕾が冬の今たわわである。 房状になって垂れて。 草木は厳しい季節の中で春の準備をする。 昨日は初雪だった。 とい言っても舞う程度の。 舞う初雪をしばらく眺め伸びた爪を切る (実野滸人) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
マンリョウ(大実万両) ~起きたら雨音~
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- 2022/12/13(Tue) -
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![]() 昨日は冬晴れ。 大実万両の赤い実が生っている。 艶っとして美味しそうに。 でもこれは口でなく目で食べるもの。 いろいろな角度で味わう。 夕方久しぶりに温泉に入った。 天丼を食べた。 今朝は雨。 起きたら雨音だった雪でなかったお茶が美味しい (実野滸人) ![]() ![]() |
霜が降りた ~氷点下の朝~
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- 2022/12/10(Sat) -
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![]() 今季初めての氷点下の朝だった。 霜が降りた。 弱い冷え込みなのでまだ軽く。 黒御影石の作品にも白い細かな氷の結晶が乗る。 それは徐々に解け、黒肌との比を変える。 中に朝陽も映り込み、荒い彫りに塗られた赤い弁柄も映える。 霜の情景が好きだ。 屈んで霜に目を寄せ指先でそっと触る脚は冷えている (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() |
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