ナツメ(棗) ~手間のかかる作業~
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- 2022/10/31(Mon) -
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![]() ご近所の小松さんが銀杏(ぎんなん)を持ってきてくださった。 きれいに洗った実を小袋に入れて。 とても手間のかかる作業である。 毎秋のことでありがたい。 我が家では茶碗蒸しに入れることが多い。 感謝していただこう。 私は棗を摘んだ。 一つ二つ口に入れつつ籠に。 日々刻刻時は休まずさても十月尽私は何に区切りを付ける (実野滸人) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ナデシコ(撫子) ~春になったら~
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- 2022/10/28(Fri) -
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![]() ガーデンに広がるマリーゴールド。 その中に白、ピンク、赤い色の花。 数えられるほどにナデシコが残っている。 切って挿そうと思ったがやめた。 そこで静かにまっとうさせるのがいいと。 マリーゴールドが咲く前にはたさくんだった。 また春になったら蒔こう。 ナデシコわずかに咲いてラジオから「思秋期」流れて過去と今のしみじみ (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
落ち葉掃き ~新しい竹箒~
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- 2022/10/27(Thu) -
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![]() 李が葉を落とす。 桜からも落ちる。 私は掃く。 先日買ったばかりの竹箒で。 やわらかい穂は掃きやすく。 多くを集められ。 葉の小山ができる。 ただ一つの目的、一つの動き。 ただひたすらに。 落ち葉掃く秋の朝無我無心の吾となる (実野滸人) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ノコンギク(野紺菊) ~秋深まる~
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- 2022/10/22(Sat) -
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![]() 明科からは白鳥飛来の映像。 白馬からは初冠雪の便り。 友からは「落葉降りやまず急ぐな急ぐなよ」の歌を添えてのメール。 庭の一角には野紺菊。 それにナミハナアブもやってきて。 空は青く晴れ渡る。 義姉が葱とホウレンソウを持ってきたので今日は鍋の日 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
コルチカム(colchicum・イヌサフラン) ~心細くないか~
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- 2022/10/12(Wed) -
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![]() コルチカムが咲いている。 白と薄紫色の階調をして。 山茶花の木の下に。 一輪。 心細くないか。 淋しくないか。 秋だからいいのか。 秋だからいいんだ。 浮かぶ言葉もなぜか哀調帯びるもの多くなり秋がそうさせる (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() |
シュウメイギク(秋明菊) ~秋の憩い~
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- 2022/10/11(Tue) -
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キブネギク(貴船菊・秋明菊) ~手書きの文字~
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- 2022/10/10(Mon) -
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![]() 薄紅紫色の八重の花は貴船菊。 ひょろひょろと細長く伸びた花茎の先に。 風に揺れて触れたり別れたり。 そこにある秋の情緒。 そして湧き起こる情感。 松本の友人に葉書を書いた。 電話より、メールより手書きの文字がいいと。 11月に会えることを楽しみにしていますとペン文字で葉書出す貴船菊の咲く日 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
カキ(次郎柿) ~季節のプレゼント~
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- 2022/10/09(Sun) -
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![]() 柿を収穫した。 脚立を立てて採る。 木に登ってさらに高いところのを採る。 収穫袋を腹につけ、登って降りて、コンテナに空けてを繰り返し。 およそ2時間半。 収量はコンテナ3箱。 毎年の季節からのプレゼント。 朝食すませ「柿穫りしてくるから」と立ち上がれば「気をつけてね」と秋の朝 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() |
バラ(薔薇) ~秋の雨薔薇(あめそうび)は~
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- 2022/10/08(Sat) -
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![]() 立ち仕事の目と手を休める。 傘を差して外に出る。 無表情で等しく降っている。 雨粒を乗せてピンクの薔薇が一輪。 裏に回ればその花びらで花蜘蛛が雨宿り。 隠れて蕾も一つあった。 寒い。 戻る。 今月末までには仕上げよう。 寂しくて哀しくて愛しくて秋の雨薔薇は (奈美あや) ![]() ![]() ![]() |
ミヤマカイドウ(深山海棠の実) ~木々に実~
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- 2022/10/06(Thu) -
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![]() 深山海棠に小さな赤い実。 サクランボのような形。 一見甘くて美味しそうだ食用には向かない。 少し酸味があり、果肉も僅か。 でも小鳥なら好むかもしれない。 いろいろな木に実が生る。 棗が、石榴が山茱萸が。 そして甘柿も花梨も。 深くて哀しくてさわやかでうれしくていろいろな顔で心を誘って秋 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() |
キンモクセイ(金木犀) ~返信は香りつきで~
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- 2022/10/03(Mon) -
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![]() 今のその香り。 それは秋であることを教える。 甘く。 優しく。 温かく。 服を抜け。 胸の奥に。 染み込むように。 毎年の十月。 いつものその香り。 金木犀が咲いている。 幸せ色が咲いている。 懐かしき友からのメール来て叶うなら金木犀の香りつきで返信は (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ベンケイソウ(弁慶草) ~強くてたくましい名~
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- 2022/10/02(Sun) -
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![]() 秋の庭に薄いピンクの散房状の花が咲く。 小さなかわいい星形で。 それは強くてたくましい“弁慶”の名で。 花姿からはほど遠いけど。 でも覚えやすくて。 ずっとそこで。 もう何年になるのだろう。 翅の傷んだ黄色い蝶がとまった。 赤茶色の蛇がいて四十雀が鳴いていて桜の葉がはらはら落ちてポピー蒔く十月 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヒガンバナ(彼岸花) ~ポピーの種を蒔こう~
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- 2022/10/01(Sat) -
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![]() またもの彼岸花。 最初に咲いたのは八月下旬。 そして九月の中頃にも。 間を置いて今三たび。 不思議で神秘的で美しくて。 中に白花彼岸花が1本。 それに赤トンボが来てくれた。 「私も好きよ」とか。 今日はポピーの種を蒔こう。 半年後を楽しみにして。 大学2年当尾の里と2009年南吉の半田いまだ忘れがたく彼岸花 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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